排尿時ツーンと痛むときは、どんな病気を疑うの?

2025年4月2日(水)18時30分 ココカラネクスト

※本記事は、医師による執筆記事です。

女性は男性より、解剖学的に、尿道の長さが短く、さらに性ホルモンの分泌の低下も早いので、男性より若年のうちから尿路と性器の病気が多いのが特徴です。

どの年齢でも排尿時に痛み、さらに残尿感・頻尿・尿混濁がある場合は、細菌性膀胱炎の可能性があります。

【関連記事】「こむら返り」は体からの危険信号

細菌性膀胱炎は、過労やかぜなどで、免疫力が低下している時に起こります。発熱はありません。

細菌性膀胱炎と思ったら、まず安静・保温です。
そして飲水をいつもの1.5倍くらいに増加させます。さらに辛い物、すっぱい物、冷たい物などの刺激物を控えます。
2日くらいこれで様子をみて、症状が改善しない場合は、薬局で漢方等を購入するが、症状が強い場合はクリニックを受診して抗菌薬を処方してもらいましょう。

また細菌性膀胱炎と似た症状が継続する、膀胱痛症候群/間質性膀胱炎という疾患もあります。
疑う場合は、間質性膀胱炎研究会のホームページを確認して、診察してくれる医療施設を探して受診しましょう。

セックスを頻繁に行う時期の女性が、排尿時に違和感を感じる時は、性病(性行為感染症)にかかっている場合があります。

黄色や血性、さらにはカッテージチーズ様のおりものがでていたり、外陰部に湿疹がでている場合は、婦人科や女性外来をすぐに受診しましょう。

また40歳以上の女性や、それよりも若くても生理不順が長く続いている方。
さらに、長く低用量ピルを飲んでいる女性の一部に、GSM(閉経関連尿路性器症候群)が起こることがあります。
GSMは、主に女性ホルモンの低下による外陰部の萎縮による症状です。
外陰部の乾燥やかゆみ・痛み、再発性膀胱炎・頻尿・尿漏れ、性交痛や性交後出血等の症状が起こります。
GSMの場合は、外陰部の保湿とともに女性ホルモン補充などの治療が必要です。

まずは、フェムゾーン(腟と外陰)専用のソープ(洗浄力がソフト、弱酸性、保湿力が高いなどの特徴がある)で洗浄し、フェムゾーン(腟と外陰)専用の保湿剤(ジェル、オイル、クリーム等がある)で保湿する習慣をつけ、それでも改善しない場合は、女性泌尿器科や婦人科を受診しましょう。

[文:フェムゾーンラボ]

※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

関口 由紀

神奈川県横浜市出身の医師。日本泌尿器科学会専門医・指導医、日本東洋医学会専門医・指導医、日本透析療法学会専門医、博士、経営学修士。女性医療クリニック・LUNAグループの理事長、横浜市立大学大学院医学部泌尿器病態学客員教授を務める。

ココカラネクスト

「病気」をもっと詳しく

「病気」のニュース

「病気」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ