「泣きながら『飛び込み営業』に挑んだ新卒の私。2日間で約60社にアタックした結果...」(神奈川県・30代女性)
2024年4月5日(金)6時0分 Jタウンネット
シリーズ読者投稿〜あの時、あなたに出会えなければ〜 投稿者:Sさん(神奈川県・30代女性)
Sさんは社会人1年目のころ、研修で飛び込み営業を経験した。
見ず知らずの企業に入っていき、ものを売る。心細くて、歩きながら泣いてしまったこともあるという。
![](https://news.biglobe.ne.jp/trend/0405/3233289911/jtn_3233289911_1_thum800.jpeg)
<Sさんの体験談>
9年ほど前のことですが、春が来るたびに思い出す出来事があります。
私は大学を卒業してすぐに入った会社で、社外の営業研修に参加していました。
突然の訪問にも関わらず...
研修のメインは「名刺交換」と、「研修会社の教材を飛び込み営業で売ってくる」というもの。教材は2種類あり、1冊500円でした。
今考えても緊張する研修です。
飛び込み営業前日、私は教材を読み込み、下敷きにカードを貼り付けて、説明用グッズを作りました。もし時間を頂けるなら、こちらが嫌々では申し訳ないと思ったから。
![](https://news.biglobe.ne.jp/trend/0405/3233289911/jtn_3233289911_2_thum800.jpeg)
2日間で計60社ほどに飛び込み営業をしました。慣れない事で心細くなり、歩いている途中で泣いてしまうこともありました。
しかし、私の工夫に感心して「頑張ってね」と言ってくださったり、中には「応援したい」とご購入頂いたりと、思っていたよりもたくさんの方に話を聞いていただくことができました。
その後本業の仕事を覚えるのに必死でお礼のご挨拶に伺えなかった事がずっと心残りですが、その際に頂いたお金は、いまだに使うことができず、そのまま大切にとってあります。
その節は、突然の訪問にも関わらず、温かいご対応をありがとうございました。
新人時代の忘れられない思い出、聞かせて
初めての環境に飛び込む4月。不安を抱えている新社会人は多いはず。
先輩たちはどうやってそんな不安を乗り越えたのか、聞きたいかもしれない。
Jタウンネットでは読者の皆さんの「新人時代の忘れられない思い出」を募集している。
読者投稿フォームもしくは公式ツイッター(@jtown_net)のダイレクトメッセージ、メール(toko@j-town.net)から、具体的な内容(どんな風に親切にしてもらったのか、どんなことで助かったのか、どんなことをしてしまい謝りたいのかなど、500文字程度〜)、体験の時期・場所、あなたの住んでいる都道府県、年齢(20代、30代など大まかで結構です)、性別を明記してお送りください。秘密は厳守いたします。
(※本コラムでは、読者の皆さんに投稿していただいた体験談を、プライバシー配慮などのために編集している場合があります。あらかじめご了承ください)