実は名古屋でしか食べられない! 名古屋旅行に行くならマストバイの絶品グルメ6選

2023年4月9日(日)10時46分 食楽web


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 東海道新幹線が開通して59年、東名高速道路が開通して55年もたっているのに、名古屋及び東海エリアでしか買えない、食べられないものが、実はかなり多いことをご存知でしょうか?

 旅行はもちろんですが、出張や推しのライブ遠征など、名古屋に行く機会があるなら、名古屋でしか味わえない、買えない名古屋限定グルメをもっと楽しむべき! “でらうまい”名古屋生まれのあれやこれ、この記事を参考に買ってくださいね!

【その1】「鬼まんじゅう」は名古屋など東海地域でしか売ってない!


「鬼まんじゅう」。名古屋タカシマヤで2個入り1パック297円で販売

 名古屋をはじめ東海エリアには専門店もあり、和菓子屋や近所のスーパーで当たり前のように手に入る「鬼まんじゅう」。名古屋では当たり前のおやつですが、実は名古屋以外では作ってないし、売ってないし、もちろん買えません。

 あまりにもどローカルすぎるのか、デパートでやっている地方物産展などでもほぼ見かけない「鬼まんじゅう」。ねっとりもちもち食感でホクホクの美味しさは、気がついたら2個は余裕で食べられて、そして腹持ちも抜群の和菓子です。ですが、名古屋でしか買えないレアアイテムなのです。

【その2】『両口屋是清』の店は結構あるが「千なり」は売ってない!


『両口屋是清』の「千なり」160円〜はいわゆるどら焼き。昔は紅あんと白あんがありました

 寛永11年(1634年)創業、名古屋の老舗和菓子ブランド『両口屋是清』。全国にお店を構える有名和菓子メーカーで、東京・日本橋の高島屋と三越、新宿の小田急や伊勢丹、京王など、都内デパートにいくつもお店はありますが、実は「千なり」は売っていません。(※店によっては取り寄せ可能)。

「よも山」や「旅まくら」などの焼き菓子や、干菓子の「二人静」は買えても、「千なり」は置いてないっ! なぜっ? その秘密は謎ですが、名古屋の『両口屋是清』でお土産にするならぜひ「千なり」に。品のある柔らかな皮、そして程よい甘さのりんご餡や抹茶餡はかなりおすすめですよ!

【その3】タレをつけて焼くのが“名古屋風”「みたらし団子」なんです


左は名古屋の大須で買った「みたらし団子」、右は東京のスーパーで売っている「みたらし団子」

 東京をはじめ、ほとんどの地域で「みたらし団子」というと、焼いた団子に、とろっとろの甘い醤油だれがかかったものが主流ですが、名古屋で「みたらし団子」といえば、タレをつけて焼く、醤油の香ばしさを感じるお団子が昔からの「みたらし団子」。

 もちろん、名古屋でもコンビニなどに行けば、とろとろタイプの「みたらし団子」が買えるのですが、醤油と香ばしさを感じる焼き団子風の「みたらし団子」は、名古屋以外ではほぼ見かけません。なので、名古屋に行ったら土産話のついでに、ぜひローカルの名古屋風みたらし団子を食べてみてください。

【その4】赤だし味噌の派生系は東海エリア外ではほぼ売ってない!


赤だしの万能つけだれ「献立いろいろみそ」に赤だし味噌漬けたくあん。赤だし〇〇、東京ではほぼ見かけない

 東京都内でも、ちょっと大きめのスーパーやデパートに行けば、八丁味噌など赤だしの味噌や、赤だしのつけだれを見かけますが、赤だしの漬物や、赤だしのパウダー、赤だしフレーバーのお菓子といった、赤だし味噌の派生系食品はさすがに置いていません。赤だしのつけだれとして有名な「つけてみそ かけてみそ」も、プレーン味はたまに見かけても、ゆず味や、マイルド、プレミアムは東京では見かけません。

 そもそも名古屋ではトンカツ屋さんの卓上のツボに入っているのはソースではなく味噌だれ。それだけ赤だし愛、八丁味噌愛に溢れるお国柄です。名古屋生まれの有名トンカツ店『矢場とん』は、大阪や東京にもあるので、味噌だれとトンカツがどれだけ白いご飯に合うのか一度味わってみたら、名古屋人の味噌LOVEがわかるのかも!?

【その5】きしめん&味噌煮込みうどんを買うならつゆの素付きがマストバイ!


生味噌煮込みうどんと生きしめん。つゆの素付きを買わないと再現が難しい

 きしめんのつゆを関東で作ろうとすると、いわゆる関東風のキリッとしたうどんつゆの味になって、麺だけきしめん、という状態になりがちです。一説によると、名古屋のきしめんの出汁はムロ節とサバ節が主流、東海地域のたまり醤油も独特の風味を醸し出すため、ほんのり甘さを感じる、きしめん独特の味わいになるとのこと。

 甘くてジューシーな油揚げにテロテロの麺、湯気で揺れる鰹節、という名古屋と同じクオリティのきしめんを家でも食べたい場合、東海エリア外ではそれなりの手間と準備が必要です。

 味噌煮込みうどんも同様。赤だしの味噌煮込みうどんは、関東でも食べられるけれど、なんか微妙に違う…ということで、名古屋で生麺の味噌煮込みうどんときしめんを購入するなら、つゆの素付きがマストバイ、なんです。

【その6】『スガキヤ』のラーメンは現地でしかと食すべし!


『スガキヤ』HP。店舗検索すると、2府5県での展開でした

 名古屋地区だけで2023年4月現在で66店舗、名古屋で一番メジャーなラーメン店『スガキヤ』。店舗だけではなく、袋麺やカップ麺なども溢れているので、名古屋育ちの人ならラーメンといえば『スガキヤ』という人も多いはず。

 しかし『スガキヤ』は、岐阜や滋賀、三重、大阪、京都、兵庫にはあるけれど、北限は静岡。関東から一番近い『スガキヤ』は、富士山を超えた先、静岡県富士市にある「富士南イオン店」です。2006年までは東京都内にもあったそうですが、再出店を祈りつつ、名古屋旅行で一食はどこかで食べておきたいところです。

名古屋に行けない人は名古屋生まれの店や食べ物で旅行気分に浸ってみては?

 前述の通り、『矢場とん』は大阪や東京にもありますが、『コメダ珈琲』や手羽先で有名な『世界の山ちゃん』は全国区。中華の『味仙』は東京・新橋と神田に、台湾まぜそばの元祖『麺屋はなび』の姉妹店、『麺屋はるか』も東京・秋葉原に存在。

『坂角総本舗』の「ゆかり」は、ほとんどのデパートで売っているし、東京・浅草には「青柳ういろう」の店があるなど、名古屋が本店の飲食店やメーカーは全国で探せば色々あります。

 たまに飲むとめちゃくちゃ美味しく感じる赤だしの味噌汁や、海老天入りのおにぎり「天むす」に、「小倉トースト」、食べすぎると酔った気になる「守口漬」など、身近で手に入るものもけっこうあります。たまには“でらうまい”名古屋グルメを楽しんでみませんか?

(写真・文◎いしざわりかこ)

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