熊野三山と伊勢参り、日本最長路線バスや列車を乗り継ぐ旅

4月12日(金)7時0分 NEWSポストセブン

熊野那智大社(月岡陽一/AFLO)

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 期待に胸膨らませながら、春の行楽シーズンに旅行の予定を立てている人も多いはず。トラベルライターの白川淳氏が、ちょっと時間はかかるけれど、その分、お得に楽しく日本を再発見できる、日本最長路線バスを利用する「熊野三山と伊勢参り」を提案する。


 * * *

 初日は近鉄特急で大和八木駅へ。毎日3本出ている「八木新宮バス(奈良交通)」で、紀伊半島を縦走する。路線延長約167km、停留所数167という、日本一の走行距離を誇る路線バスだ。日本一大きな村・十津川村を抜けるルートは、世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」と重なり、名湯秘湯や人力ロープウェー「野猿」など、野外体験が楽しめる場所も多い。この日は十津川温泉にノンビリ浸かろう。


 2日目は十津川地区を観光後、再びバスに乗って、熊野三山最初の社、熊野本宮大社へ。霊験あらたかな信仰の地は、聖地巡礼の熊野古道が交じわる神域の入り口だ。夜は川底から源泉が湧き出す露天風呂の川湯温泉に宿泊。


 3日目は熊野速玉大社を参拝後、落差133mの大滝で知られる熊野那智大社へと向かう。西国三十三所の青岸渡寺も隣接し、那智滝の前に聳える美しい三重の塔はフォトスポットとして有名だ。


 4日目、太平洋に面した新宮からJRの特急列車に乗り伊勢神宮へ。皇室とゆかりが深い歴史ある社は、これから皇位承継、即位に関する様々な祭儀が行なわれる。「令和」の変わり目に訪ねるのに相応しい場所であろう。最後は両陛下の御召列車にも使われる「しまかぜ」で名古屋へ。


◆旅のヒント

 運行時間が6時間40分におよぶ日本最長路線バスは、五條、上野地、十津川温泉の3か所で約20分間のトイレ休憩が設けられている。この時間を使って付近を散策することも可能。最長路線バスを1〜2日間で一方向に乗り続ける場合、指定区間で乗降自由な「168バスハイク乗車券」という割引チケットもある。


【1日目】近鉄名古屋 09:30(近鉄特急)→11:19 大和八木→11:45(奈良交通バス)→15:00 上野地〜谷瀬吊り橋を見物→17:00(奈良交通バス)→18:14 十津川温泉


【2日目】十津川温泉〜午前中に野猿・人力ロープウェーを体験〜13:39(奈良交通バス)→14:23 本宮大社前〜熊野本宮大社に参拝→16:58(奈良交通バス)→17:19 川湯温泉


【3日目】川湯温泉 08:48(熊野交通バス)→09:49 新宮駅〜熊野速玉大社に参拝→14:22(普通列車)→14:39 那智駅?15:18(熊野交通バス)→15:35 那智山〜熊野那智大社に参拝→17:40(熊野交通バス)→17:57 那智→18:37(普通列車)→18:55 新宮


【4日目】新宮 09:13(特急ワイドビュー南紀4号)→11:16 多気→11:33(普通列車)→11:53 伊勢市〜伊勢神宮に参拝〜伊勢市 16:24(近鉄特急しまかぜ)→17:44 近鉄名古屋


◆料金 1万9620円


◆約2万円でお伊勢参りだけでなく熊野三山+温泉巡りが可能。「168バスハイク乗車券」でバス代節約。


※週刊ポスト2019年4月19日号

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