火炎手榴弾に爆竹を路上で投げ合い激しく燃える!暴動かと思いきや...ギリシャ正教会の復活祭を祝う伝統行事だった

4月13日(金)14時30分 カラパイア

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 今年4月ギリシャのアテネ郊外で、一般市民が路上で火炎手榴弾を投げ合い爆竹を打ち鳴らすという危険極まりない出来事が発生していた。

 炎が上がりあたり一面煙に包まれており暴動か?と思いきや、それはギリシャ正教会統の復活祭(イースター)の前夜祭で行われる伝統的なイベントだったようだ。

 もはや祭りの域を超えていないかこれ?

Ανάσταση Νέος Κόσμος πάσχα 2018

【炎を分け合うイースターの伝統行事】

 キリストの復活祭(イースター)は、ギリシャ正教会においてはパスハと呼ばれ、今年は4月8日の日曜(ユリウス暦)だった。

 復活祭は盛大に祝われ、前日の深夜までにはおおぜいの人がロウソクを持ってそれぞれの教会に集い、聖なる火を分かち合いながら0時を待つ。

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image credit:keeptalkinggreece

 そして日付が変わった瞬間、一斉に祝福する。

 町に集まっていた人々も、0時になるとキリスト復活を祝福し「おめでとう!」と声をかけあい、花火や爆竹を盛大に上げる。

 この行事には敬虔なキリスト教徒だけでなく、無神論者の人も参加するため、パスハの前夜は数百万人が外に出てこの日を祝う。


【火炎手榴弾を投げ合う過激な祭りに】

 んでもって、先ほどの映像はその行事がエスカレートしたものらしい。

 アテネの郊外ネオス・コスモスあたりでは、前夜から花火どころかモロトフ火炎手榴弾とかいう物騒な爆発物を投げあうのが伝統になっているようだ。
 
 どうみても暴動。アグレッシブな祝福ってやつだ
 被弾とか避難とかけっこう忙しい

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image credit:youtube

 この物騒な祝福がいつから始まったかは定かじゃないが、これも前夜祭のカテゴリーに入るらしい。

 ただしすべての信者が手榴弾を投げているわけではなく、一部過激なのが好きな人々によるものだ。

 
【飛行機で運ばれる国家元首並みの聖火】

 なお、教会で人々が分かち合う炎は、キリストの墓とされる場所に建つ東エルサレムの聖墳墓教会から飛行機で運ばれる特別な聖火だそうだ。

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image credit:keeptalkinggreece

 この火は極めて神聖なもので、国家元首のように敬意を払われながら、陸や海や空を経由して全国各地の教会に配られる。

聖火到着の様子
Άγιο Φως Αναστάσεως άφιξη Στρατιωτικό αεροδρόμιο Λάρισας τελετή υποδοχής Μ Σάββατο 7 4 2018
 教会で祈りを捧げた人々は、分かち合った聖火を消さないように持ち帰って自宅のロウソクに灯す。パスハ当日までは食事も制限し、その日を迎えると、伝統の料理がふるまわれ、家族や親戚、友人などが集い音楽やダンスを楽しみながらワインなどを飲む。

 にぎやかに数時間かけてパスハを祝うのがギリシャの習わしのようだ。とはいえ都市部においては簡素化されてきているという。

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image credit:keeptalkinggreece
References:keeptalkinggreece / youtubeなど /written by D/ edited by parumo

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