ゆうちょ銀行の定期貯金に預け替えを検討中。2年後にもらえる利息はいくら?

2025年4月17日(木)21時20分 All About

2025年3月5日から、ゆうちょ銀行の定期貯金の金利が引き上げられ、年0.225~0.4%にアップしました(従来は年0.125~0.2%)。そこで今回は、100万円を2年間預けたら利息はいくらになるのか? 実際の受取額を計算してみましょう。

まとまったお金を「使う予定はないけれど、そのまま普通預金に置いておくのはもったいない……」と感じている方も多いのではないでしょうか。
そんなときに気になるのが「定期預金」。なかでも、店舗やATMが全国にあるゆうちょ銀行は安心感もあり、利用している人が多い銀行の1つです。一般的な銀行の定期預金は、ゆうちょ銀行では「定期貯金」といいます。
2025年3月5日から、ゆうちょ銀行の定期貯金の金利が引き上げられました。例えば、1年ものの金利は0.125%が0.275%に、2年ものの金利は0.125%が0.3%にアップしました。
そこで今回は、100万円を2年間預けたら利息はいくらになるのか? 実際の受取額を計算してみましょう。

ゆうちょ銀行の定期貯金「金利0.3%」を100万円購入すると、2年後にもらえる利息はいくら?

ゆうちょ銀行の定期貯金は、預ける期間があらかじめ決まっており、満期まで原則引き出しができません。その分、普通預金(ゆうちょ銀行では通常貯金といいます)よりも金利が高く設定されており、「使わないお金」を預けておくのに適しています。
例えば、年0.3%の金利で100万円を2年間預けた場合、利息は以下のとおりです。
・税引前の利息:6000円
・差し引かれる税金(20.315%※):1218円
・実際に受け取れる利息(税引後):4782円
※:税率の内訳は所得税および復興特別所得税が「15.315%」「住民税が5%」

ゆうちょ銀行の定期貯金の特徴は?

ゆうちょ銀行の定期貯金には、以下のような特徴があります。
・1000円以上から1000円単位で預けることが可能
・預入期間は、1カ月・3カ月・6カ月・1年・2年・3年・4年・5年まで選択可能
・預入期間3年未満は「単利」計算、3年以上は「半年複利」で計算
・自動継続の設定もできるので、満期後もそのまま継続可能

定期貯金だけじゃない。ゆうちょ銀行の魅力って?

ゆうちょ銀行は「便利で身近」な存在として、日々の家計管理にも強い味方です。その魅力を2つご紹介します。

1:全国どこでも使える、圧倒的な店舗・ATM数

全国に約2万4000の店舗、約3万1000台のATMを展開しており、都市部はもちろん、地方でも利用しやすいのが魅力(2023年3月末時点)。
さらに、ゆうちょATMでは預け入れや引き出し時の手数料が無料なのもうれしいポイントです。また、都市銀行など約1250社の金融機関とも提携しており、さまざまなATMで使える汎用性の高さも魅力です。

2:ゆうちょPayで支出管理もスマートに

スマホアプリ「ゆうちょPay」を使えば、キャッシュレス決済にも対応できます。
口座から即時引き落としされるため、クレジットカードのように後から支払いになることがなく、使い過ぎを防ぎやすくなります。
利用履歴の確認や、使い過ぎ防止のための利用上限設定もできるため、「支出の見える化」にも役立ちます。
なお、ポイント還元率は0.25%(400円で1ポイント)とやや低めなので、メインの支払い手段よりも「補助的な位置付け」としての活用がオススメです。

まとめ

ゆうちょ銀行は、安心感と利便性の高さが魅力です。「普通預金に置きっぱなしのほうが使い勝手がいい……」と放置していると、せっかくの利息アップのチャンスを逃してしまうかもしれません。
使わないお金を「少しでも増やしたい」「安全に守りたい」と考えている方は、この機会に定期貯金を活用してみてくださいね。
文:舟本 美子(ファイナンシャルプランナー)
会計事務所、保険代理店や外資系の保険会社で営業職として勤務後、FPとして独立。人と比較しない自分に合ったお金との付き合い方を発信。3匹の保護猫と暮らす。All About おひとりさまのお金・ペットのお金ガイド。
(文:舟本 美子(ファイナンシャルプランナー))

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