【AI】監視カメラが捉えた行動で「犯罪者を予測」する人工知能をインドが導入へ! 東京に導入されたら犯罪者が続出かも

4月17日(火)7時30分 tocana

イメージ画像:「Thinkstock」より

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 最近東京では改正迷惑防止条例が可決され、「みだりにうろつくこと」が規制の対象となったことで、ネットでは「散歩や散策もうかつにできなくなるのか…」と不安視する声が挙がっている。その一方、インドではAIが犯罪者を“事前”に予測して違法行為を防ぐシステムが稼働を開始するという。まるで予知能力者を使って犯罪を未然に防いでいる社会を描いた映画「マイノリティリポート」のような話だが、一体どんな仕組みになっているのだろうか?

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■異常な行動を検知

 最近は日本でも、監視カメラの映像から人物の顔やナンバープレートの特定を行うセキュリティシステムが導入されてつつあるが、世界ではさらに進んだシステムが実用化されている。今月11日付の英「Daily Mail」によれば、インドで監視カメラの捉えた人間の行動や動作をAIが分析し、犯罪を起こそうとしている人物を予測する新たなセキュリティシステムが導入されようとしている。

 ITニュースサイト「Digital Trends」の記事によれば、この先進的なセキュリティシステムを開発したのはイスラエルのCortica社だ。Cortica社はインドの公共事業やインフラ整備に関わるBest Group社と提携し、バス停や駅、市街地など公共の場に設置された監視カメラのデータ解析を進めているという。

 このセキュリティソフトは、悪意ある人々に現れるわずかな癖やちょっとした動作や表情を監視カメラ映像からリアルタイムで感知し、犯罪者やテロリストなどの疑いがある「行動異常」を起こしている人物をピックアップする。以前より軍や政府で研究されていたシステムを流用したものであるが、Cortica社はインドの監視カメラデータでAIのさらなる学習を行い、予測精度や安全性を向上させている。

 システムは監視カメラだけではなく、無人機や衛星画像など様々なソースを利用できるという。バスや電車の車内での性犯罪防止や、未来の無人タクシーでの犯罪防止などにも応用を見込んでいる。


■セキュリティかプライバシーか

 日本など先進国においてはプライバシーの保護の観点から、ここまでのシステムの大規模な導入は難しいだろう。だが「Daily Mail」によれば、犯罪者をAI予測するシステムはすでに中国の40の地方自治体で使用されているという。

 もし仮に、このAIが東京に導入されたら「みだりにうろつく」のも犯罪者特有の「行動異常」にされてしまうのだろうか。毎日多くの人が道に迷ってうろうろしている新宿駅や東京駅、渋谷駅などでは大勢の「犯罪者」が検出されそうだ。

 冗談はさておき、犯罪者予測監視システムが犯罪予防やセキュリティの向上に大きく寄与するのは間違いない。だが、それは一方で我々のプライバシーや個人の自由を害しかねないものでもある。セキュリティとプライバシーのバランスをどう取るのかが問われている。


※イメージ画像:「Thinkstock」より

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