丸亀製麺「シェイクうどん」が復活 迷走か?進化か?胃袋ガツンの衝撃

2024年4月18日(木)18時49分 キャリコネニュース

写真:昼間たかし


丸亀製麺の「シェイクうどん」が4月16日に帰ってきた。昨年登場して大人気となった持ち帰り用メニューで、透明カップ入りのうどんと具材をシェイクして食べる独特の商品。冬季は休止されていたが今回、新ラインナップで復活した。中でも新登場の「よくばりシェイクうどん」は、ハンバーグやウインナー天など「うどん」とは思えない具材を組み合わせた強烈なインパクトで、さっそくネットをざわつかせている。「ハンバーグうどん」は本当にうまいのか!? 早速トライしてみた(取材・文:昼間たかし)。


ハンバーグの甘いソースがうどんに浸かる


都内の店舗を訪れ、さっそく「よくばりシェイクうどん(税込540円)」を頼んでみた。数分待って提供されたのがこれだ。


色は地味だが、ハンバーグの存在感が光る


商品の宣伝と実物は印象が異なることがよくあるが、このインパクトは宣伝ほぼそのままだと感じた。


スタバのフラペチーノ用みたいな形状のカップだが、入っているのはハンバーグに鶏肉のからあげ、赤ウインナー天、かきたま、うどん、だし汁である。


本来は、フタをしたままシェイクして、よくかき混ぜてから食べる。しかし、どうしてもハンバーグにかかっているソースが気になったので、先にちょっとフライングして味見してみた。これは……! 甘さの際立つハンバーグ用ソースだ! このハンバーグと、汁たっぷりのうどんが混ざり合ったら、いったいどんな味になるのだろうか? まったく想像がつかない。


期待感を高めつつ、容器のフタが外れないようしっかりと押さえて30回ほどしっかりとシェイクすると、具材とうどんがほどよく混じり合った。


いよいよ実食すると、しっかりと汁に浸かったハンバーグは、和風肉団子のような存在になっていた。ハンバーグソースは混ぜてしまうと印象が薄い。もしも、ハンバーグ感や甘いソース感を目一杯楽しみたければ、混ぜる前にひと口食べておくのがいいかもしれない。


鶏肉の唐揚げや赤ウインナー天は、うどん出汁との相性がよかった。麺はおなじみの丸亀製麺で、結果として単なるウケ狙い商品ではなく、「うどん」として十分に楽しめる出来栄えになっていた。


どこまでも、唐揚げが続く幸せのカップ


さて、続いては「鶏から塩レモンシェイクうどん(税込690円)」である。実は、最初は「よくばりシェイクうどん」のみをオーダーしたのだが、ちょうどお昼でお腹も空いていたし、座席に戻ってから再度レジに並んだのである。


追加注文したのは、結果的に大正解だった。オーダーを受けてくれた店員さんは、この日初めて注文を受けたそうでキッチンに置かれたラミネート加工の仕様書をチェックしながら作業スタート。この時、店員さんがぼそっとひとこと呟いた。


「えっと、唐揚げ10個か……」


これには驚いた。小ぶりなサイズとはいえ、唐揚げが10個も入っているとは、サービスが良すぎる。ちなみに、宣伝用の画像をみると、確かに唐揚げが10個入っている。こういう宣伝画像はたいてい「盛る」ものだけど、嘘偽りない画像を使っているとわかり、丸亀製麺への信頼感が増した。


出てきたのがこれだ。正直「よくばりシェイクうどん」よりも見た目の満足感がある。


溢れんばかりに盛られている唐揚げ。うどんと唐揚げの容積はほぼ1:1と強烈な盛りだ


唐揚げと一緒に入っているのは「凍らせ塩レモン」だ。それにしても、具材でうどんがみえないし、具材の量が圧倒的すぎて、シェイクしてもなかなか混ざらない。


まず、唐揚げを食べ、さらにシャリっと歯ごたえのある、ほどよく解凍されたレモンを味わってから、ようやくうどんが啜れるというスタイルである。うどんを食べるはずが、ひたすらに唐揚げを食べてレモンを齧るという流れになった。この、なんだかわからない食べ物感が楽しすぎる。どちらかというと、パフェかなんかを食べているような感覚だ。


どこまでも唐揚げ。箸がなかなかうどんにとどかない。


圧倒的な唐揚げがガツンと胃袋に響いてくるにも拘わらず、凍った塩レモンがアクセントになり、最後まで飽きずに食べられた。これは販売期間中、何度もリピートしたくなる味だ。


最後の1つ「ピリ辛 油淋鶏(ユーリンチー)シェイクうどん(税込690円)」も試してみたいところではあるが、すでにボリューム満点のうどんを、調子に乗って2食分も食べてしまっている。今日のところは、これまでだ。

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