【キッチンのトレンド】生活感をなくす工夫トップ3、「物を使い終わったらしまう」「全体の色味を揃える」ともう1つは?
2025年4月18日(金)9時20分 マイナビニュース
LIXILは4月17日、キッチンの"見た目"(デザイン性)に関する意識調査の結果を発表した。
○約6割が自宅のキッチンの"見た目"に「不満」
自宅のキッチンの"見た目"の満足度について尋ねたところ、約6割(58.3%)が「不満」(29.3%)「あまり満足していない」(29.0%)と回答した。
不満な理由としては、「古い」「デザインがよくない」「安っぽい」「おしゃれでない」という声が挙がる一方、満足な理由には「清潔感がある」「明るい色」「スッキリしている」「家の雰囲気に合っている」などが挙げられた。
○キッチンもインテリアに調和するデザインがポイント
次に、自宅のキッチンの"見た目"について、自慢ポイントや好きな部分を尋ねたところ、「シンプル」「色が淡く目に馴染む」「汚れが目立ちにくい色」「物を見せない収納」「生活感をなくしている」「スタイリッシュ」「木目調の素材感を活かしている」などが挙げられた。
近年は、LDKの境がなく、同じ空間でゆるやかにつながるレイアウトが主流となっている。今回の調査でも、そのようなトレンドを背景に、生活感が出やすいキッチンをできるだけスッキリ見せ、インテリアに調和するデザインを求める声が目立った。
○生活感をなくすキッチンづくり
「キッチンをスッキリ見せるためや"生活感"を隠すために工夫していることはありますか?」と質問したところ、最も多かった回答(複数回答可)は、「物を出して使い終わったらしまう」(56回答)だった。次いで「全体の色味を揃える」(51回答)、「物を極力置かない」(45回答)と続き、「見せるキッチン」への意識の高さがうかがえた。
○「ナチュラル」「ミニマル」なキッチンデザインが人気
好みのキッチンのデザインテイストについて尋ねたところ(複数回答可)、「ナチュラル」(60回答)が最も多く、続いて「ミニマル」(52回答)、「エレガント」(32回答)となった。
○これからキッチンを選ぶなら「デザイン性」を重視する人が最多
今後新築やリフォームでキッチンをアップデートする際、最も注目する項目を尋ねたところ(複数回答可)、「デザイン性(見た目の美しさ・スタイル)」(62回答)が最多となった。次いで「収納(大容量や取り出しやすさ)」(61回答)、「素材(耐久性、掃除のしやすさ、防汚性など)」と「予算」が同列(56回答)、「動線(家事のしやすさ)」(51回答)、「最新設備(食洗機やIHなどの導入、スマート家電)」(32回答)と続き、デザインと機能性を両立させたいという傾向が浮き彫りになった。
今回の調査から、キッチンの"見た目"にこだわりを持つ人が多いことが明らかになった。特にデザインや色合い、素材などの視覚的要素を重視する傾向が目立ち、機能性と合わせて「毎日使いたくなる」空間づくりがこれまで以上に重視されるようになっていることがうかがえる。