【当たり前?】「カカオの果汁を使用したチョコレート」が食べたことない味だった話

2025年4月18日(金)14時0分 ロケットニュース24

カカオ=チョコレートの原料。おそらくほとんどの人が即答できるであろう常識である。美味しいもんねチョコね。

……が、その実「カカオ」そのものを詳細に説明できる人がどれだけいるだろうか。事実、筆者もチョコレートとしてのイメージが先行するあまり、カカオ自体には特段関心を寄せてこなかった——が、それも過去の話。

というのも先日、「カカオの果汁」と銘打ったチョコレートが売られていたのを目にしたからである。

・明治 THE Cacao「カカオの果汁」

それがコヤツ。明治のちょい高級な板チョコシリーズ「THE Cacao」の一員らしい。チョコらしからぬ真っ白なパッケージだ。

「”フルーツ”としての新・カカオ体験」

……気になりすぎる。そっか、カカオってフルーツなんだ。

なんでもこのチョコはカカオパルプという、カカオ豆の周りを包む白い果肉の部分を使ったチョコらしい。

開けてみるとこう。白い部分と普通のチョコレート色が層になっている。

んで、香りは普通にチョコ。色が色なのでどうしてもホワイトチョコを想定してしまうのだが、どちらかというとビターチョコみたいな、すっきりと香ばしい香りだ。

・実食

ではいざ一口。

……え、酸っぱい……!?

とはいえ不快な酸味ではない。下半分の茶色い部分はおそらく普通のチョコなのだが、白い部分にすっきりとした酸味とザラっとした舌触りを感じる。

なるほど、これはフルーツの味だ。柑橘っぽくもなく、ベリーともちょっと違う。

筆者の経験の中で1番近い味は「パッションフルーツフレーバーのチョコ」だが、もっとなんか、クリアだ。味にクセがあまり感じられない。爽やかで美味しい。

アレだな、普通のチョコと層になってるのもイイな。酸味と苦味と甘味、全く方向性の違う味わいが見事に調和している。これは ひとかけひとかけじっくり味わいたいタイプのチョコだ。

……とか言っておいて、だんだんこの酸味が癖になってきて結局1日で半分以上食べてしまった。自制心が2歳児である。

・美味しいチョコです

これは良いものだ。「カカオの果汁部分を食す」という体験としても、単純なチョコレートの味としても、ちょっとした高級感で地味に気分が上がる。こういう地味な喜びが人生大事である。

ちなみにこの商品、筆者は「おかしのまちおか」で税込139円にて購入。まちおか価格なので定価はもう少し高いだろうが、それでもなかなかの満足感だと思うぞ。見つけたらぜひ。

参考リンク:明治 ザ・カカオ カカオの果汁チョコレート 44g
執筆:砂付近
Photo:Rocketnews24.

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