【高校受験】志望校の選択は「受験生本人が主導」8割超

2024年4月18日(木)10時15分 リセマム

【保護者】志望校や併願校など受験についての選択はおもに誰が決めたか?

写真を拡大

栄光が運営する進学塾・栄光ゼミナールは2024年4月16日、「受験生アンケート」の結果を公表した。志望校や併願校などの選択は8割超の家庭で「受験生本人」が決めており、志望校選びで重視するのは、受験生・保護者とも「学校の教育方針・校風」が7割超を占めることがわかった。

 「受験生アンケート」は、栄光の教室に在籍していて、国立・公立・私立高校の2024年度入試を受験した受験生とその保護者を対象に、2024年1月25日から3月16日にかけてインターネットで実施した。有効回答数は受験者189人、保護者122人。

 受験生の保護者に、志望校や併願校など受験についての選択はおもに誰が決めたか聞いたところ、83.6%の保護者が「子供本人」と回答した。受験生に、志望校を決定した時期を聞いたところ、もっとも多かったのは「中3の夏休み以降」で58.2%だった。ついで「中3の夏休みに入る前」は22.8%だった。内申点や模試の結果が出る中学3年生の夏休み以降に、第一志望校を決める受験生が多いと考えられる。

 保護者に、学校や受験情報の収集について聞いたところ、最多は「塾の先生」58.2%で、「学校ホームページ」56.6%、「学校のイベント」53.3%と続いた。

 志望校・受験校を選ぶ上で、学習面について重視したポイントは、受験生・保護者ともに「学校の教育方針・校風」が最多で、受験生の75.1%、保護者の70.5%となった。ついで、受験生は「成績・学力に相応」が多く、56.6%だった。保護者は「大学への進学実績」が2番目に多く55.7%だったが、「自分の成績・学力に相応」も54.9%と高かった。受験生も保護者も、志望校・受験校を選ぶ上で、同じ項目を重視する傾向にあるが、受験生は「学習に集中できる環境(施設・設備)」を保護者より重視していることもわかった。

 次に、学習面以外について重視したポイントを聞いたところ、受験生・保護者ともに「在校生の雰囲気」が最多で、受験生の50.8%、保護者の51.6%となった。受験生と保護者の回答を比較すると、受験生は「制服」「文化祭などの学校行事が盛ん」といった項目をより重視しており、保護者は「通学が便利」であることをより重視している傾向が明らかとなった。

 受験を通じて勉強が楽しいと感じるようになった受験生は、「そう思う」29.6%、「ややそう思う」37.6%。7割弱が、勉強が楽しいと感じるようになったことがわかった。

 受験生と保護者に、受験とはどのようなものだったかを聞いたところ、受験生の回答がもっとも多かったのは「学力の向上に役立った」61.9%となった。保護者は「学力の向上に役立った」も66.4%と多かったが、最多は「精神的成長に役立った」67.2%となった。「受験勉強は苦しかった」「保護者の経済的負担が大きかった」といった回答も見られるものの、「学力の向上に役立った」「実力を試すことができた」「精神的成長に役立った」といった回答が多く、受験を肯定的に捉えている受験生・保護者が多いことがわかった。

 受験をのりこえる上で精神的な支えとなった人は、「母」と「塾の先生」が69.3%で同率1位となった。ついで「学校の友達」59.3%、「塾の友達」53.4%と続く。周囲の大人の支えだけでなく、同じ受験生である学校や塾の友達と、受験の大変さを共有したり、互いに励まし合ったりなど、助けられたと感じている受験生も多いようだ。

リセマム

「受験」をもっと詳しく

「受験」のニュース

「受験」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ