中山美穂には“緑山峠の幽霊”が見えていた!? 学ラン姿の男が突然… 元カメラマンが明かす心霊事件

2022年4月17日(日)9時0分 tocana

——数々の伝説的芸能人と交流し、知られざる姿を目撃してきたカメラマン「YAHIMONときはる」が今明かす真実!


 1987年4月、筆者は神奈川県横浜市の緑山スタジオにいた。同月スタートのTBS系ドラマ「ママはアイドル!」に主演する中山美穂を撮影する仕事だったが、すでに人気アイドルであった中山のスケジュールがハードで、撮影は連日深夜にまで及んでいた。


■学ランを着た不気味な男


 このドラマには中山美穂の(血のつながらない)息子役として、子役の大原和彦(過去記事)が出演しており、筆者は撮影の待ち時間に彼と頻繁に話していた。小学6年生役の大原は、実際は中学2年生だったが、大人のような所作の礼儀正しい男子だった。


 ある日の深夜、大原とスタジオ前のソファーで話していると、学ラン姿の男が中山の楽屋がある方へと廊下を歩いて行った。「エキストラさんかな?」と呟いた筆者に、大原が「学ランのエキストラさんは今日いないはずです」と言う。不審者かもしれないと心配になり、大原と一緒に廊下を進むと、学ラン男の姿はもう消えていた。


 その後、撮影が再開。中山と大原が自宅で会話するシーンが始まった。するとその途中、原因不明のトラブルで突然照明が消えてしまい、スタッフたちは故障の修復に大わらわ。薄暗いスタジオ内で中山は腰かけ、メイク直しされていた。その時、中山が少し離れた場所で水を飲んでいた大原を呼び、何か耳打ちした。不思議に思っていると、次に大原は筆者の方に近づいてきて「中山さんも見えちゃったみたいです」と言ったところで「再開します!」とスタッフの大きな声が聞こえ、撮影が再開した。


 いったい何のことだろう? 後で大原に意味を聞こうと思った筆者だが、ふとセットの上部へと目を向けて背筋が凍りついた。


 なんと、スタジオの天井にずらりと設置された照明に、学ラン姿の男がよじ登っていたのだ。キャットウォーク(天井付近の狭い通路)ではない、照明の“枠”部分である。どうやって登ったかのかもわからず、あまりにも危険な状況だった。照明さんか? とも考えたが、そんな人が学ラン姿であるはずはない。それにもかかわらず、間違いなく視界に入っているはずのスタッフが、誰も騒いでいないのだ。そして次に天井へと目を遣ると、なぜか学ラン男は消えていた——。


 撮影終了後、すぐに駆け寄ってきた大原がこう教えてくれた。


「セット内の鏡に学ランの男性が映り込んているのを中山さんも見てしまったらしくて、幽霊だねと仰ってました」


 もともと霊感が強い筆者ではあるが、この瞬間に中山美穂にもとてつもない霊力が具わっていることを確信したのである。だが、恐怖はそれだけで終わらなかった。


■峠道の恐怖


 その日の撮影が終了し、中山美穂がスタジオを後にしたのが午前2時40分だった。筆者は大原と家が近いことから、午前2時50分にテレビ局が用意してくれたタクシーに大原と一緒に乗り込んだ。


 タクシーがスタジオを出て、緑山峠(緑山スタジオの裏道。現在は廃道)に差し掛かった時のことだ。脇の雑木林から突然バイクが現れ、タクシーの前に出てきたのだ。危ない! と思わず閉じた目を開けてみると、どうやら衝突は免れたようだようで、バイクはタクシーの前を平然と走行している。そして、タクシードライバーは、一切慌てずに運転している。そればかりか、さっき急ブレーキも踏んでいなかったではないか。



 眠気も一気に吹っ飛んだ大原と筆者は、思わず顔を見合わせた。しかし、再び前方へと目を向け、さらに鳥肌が立った。なんとタクシーのヘッドライトに照らされたバイクに乗っていたのは、さっきスタジオで見た、あの学ランの男だったのだ。そして次の瞬間、バイクはスピードを上げると真っ暗な山道へと消えていった。


 しばらくしてから、意を決してドライバーに「さっき、危険なバイクでしたよね?」と聞くと、


「2年前にこの道で悲惨なバイク事故が起きてから、バイクは見なくなったね」


と吐き捨てるように言った。横に座っている大原を見ると、撮影の疲れからすでに寝息をたてていた。



■中山美穂の霊能力と緑山峠の秘密


 中山美穂は、1985年の初主演ドラマ「毎度おさわがせします」撮影時から緑山スタジオに通っているわけだが、大原も1984年の「うちの子にかぎって2」から何度も足を運んでいる。この2人が筆者と同レベルの強い霊感を持つに至った背景には、このスタジオの影響があるのかもしれないと思い、親しい霊能者に聞いてみることにした。すると、次のような見解が返ってきた。


「子役時代の長い大原和彦さんも、スターになるべくして生まれた中山美穂さんも、もともとかなりの霊能力をお持ちのようです。しかし、それに加えてスタジオの周辺一帯が、鎌倉幕府滅亡の時に戦場となったことから多くの霊が集まりやすいようです。学ランの男性は、峠のバイク事故で他界した中山美穂さんのファンでしょう。中山さんは無意識でもきちんとファンの霊魂にも優しさを注いでますから、何の危険もありませんよ」


 中山美穂は近年、サブスクでも全曲配信が解禁され、「ミポリン」を知らない世代の若者の間でも人気が高まっているという。今後も彼女は老若男女を、いや、“あらゆる存在”を魅了し続ける永遠の女優であり続けることだろう。

tocana

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