<風水を意識しているのに運が上向かない!>それもそのはず、あなたが取り入れているのはズバリ…一級建築士資格を持つ風水鑑定士「金運の神様を玄関先で追い返しているかも」

2025年4月20日(日)8時0分 婦人公論.jp


(写真:stock.adobe.com)

4月といえば新生活や引越しの季節。「気分も一新、住まいを整えよう!」なんて考える方も多いはず。その際「運気アップ」を目指して、風水を取り入れてみてはいかがでしょうか? 今回一級建築士として活躍しながら、中国伝統風水に基づき建物の鑑定や風水プランの提案を行ってきた天野千恵里さんがアドバイス。特に「金運」を下げないための考え方を紹介いたします。

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よく知られた「風水」は忘れるべき? その理由は


さっそくですが、次のうち「風水」に関係があるものはどれでしょうか?

・西に黄色ものを置く

・玄関や水場に盛り塩

・鬼門、裏鬼門

・八角形の鏡

・巽(南東)の玄関は最高にいい

いずれも良く知られたものかもしれませんが、実は…どれも「風水」とは直接関係ないのです。

私は建築士の資格を持ちながら、「中国伝統風水」に基づく建物の鑑定をしてきましたが、相談者から「効果を期待して取り入れていたのに全く効果が感じられませんでした…」といった声を聞くことも珍しくありません。逆に、皆さんが「これで運気アップ!」と思って取り入れていることの中には、風水的な効果が期待できないものも多く見受けられます。

その原因として、まずあるのが「家相」と「風水」の混同です。

テレビや雑誌などで風水が紹介される際、「家相風水」と記されることがよくあります。

そのため、「家相」と「風水」が同じ物であると思って勘違いされる方が多いのですが、この2種は別物。確かに家相の中には、風水の一部と共通になっているものもありますが、基本的には関係ナシと考えていただいてよいと思います。

「家相」とは何か


そもそも「家相」は、7世紀頃に中国から日本に入って来たといわれているもの。「風水」の一部を日本の気候風土に合うようにアレンジしてつくられ、独自に発展してきました。

代表的な例として、<鬼門(北東方位)の玄関や水回りは避ける><裏鬼門(南西方位)のキッチンは避ける>といったものが良く知られています。

方位ごとに決まっている「していいこと」「してはいけないこと」に従っていくのが家相なので、それだけで「悪いところを是正する」ということまでは期待できません。

一方「風水」は、悪いところがあればより良くなるように調整ができる。

その場の良し悪しではなく、家の中全体に良い「氣(エネルギー)」がスムーズに流れるよう調整していくのが本来の風水なので、家相よりもフレキシブルな考えや対応ができると言えるでしょう。

お金に恵まれなくなる「風水」その1


ではここから、知らずにやっているせいで、金運を下げているかもしれないNG習慣や事柄を「風水」に基づいて紹介します。

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(1)玄関に脱いだ靴が散らばったまま

靴の散らかりには注意が必要です。玄関は、風水において「人の顔」に例えると「口」にあたる場所。この「口」からは、新鮮な空気、すなわち「氣」が住まいの中へと流れ込んできます。それなのに、靴があふれていたり、土や泥で汚れたままにしておくと「金運の氣」が邪魔されて家の中まで入ることができません。玄関には必要な分だけ靴を置き、土間はいつも清潔にして金運の氣がスムーズに流れるよう、整えてあげましょう。

(2)玄関の鏡が金運を追い返すポジションに

出かけるときに身だしなみチェックができるように大きな鏡を内玄関に設置されているご家庭も多いと思います。でも風水的には、鏡を置く位置がとても大切に。決して設置してはいけないのは、玄関ドアを開けて入ってきた正面に鏡を配置すること。なぜかというと、玄関からせっかく入ってきた「金運の氣」を鏡が跳ね返してしまうから。「こんにちは」と入ってきた金運の神様に、鏡が「うちには必要ありません!」と言って追い返しているようなもの。ですから鏡は入口真正面“以外”に配置するように心がけて下さい。

(3)トイレのフタが開けっ放し

風水では、「水」は金運を司るとされており、トイレは「水が流れる場所=金運が流れやすい場所」と考えられています。ですので、トイレのフタを開けっぱなしにしていると、金運がそこから流れ出てしまいます。財運が無駄に流れないようするためにトイレのフタは必ず閉めるようにしましょう。また、トイレは、身体の排泄物を出す場所であるため、家の中で最も「陰の気」が強い場所でもあります。利用で人が出入りするたび、陰の氣が他の部屋にまで流れ込みかねないため、便器のフタはしっかりと閉めましょう。

お金に恵まれなくなる「風水」その2


(4)家の中にある鏡や金属物が曇っている

本来鏡とは何かを写す物であるため、磨かれてピカピカである状態にあるのがベスト。高級なホテルなどでは、鏡は汚れ一つ無く、水道の蛇口は顔が映り込むほど磨かれていますよね。風水でも、鏡や蛇口のような「光るもの」は金運を呼び込む重要なものとして捉えられ、くすんでいたり、水垢や汚れがついていると、金運が停滞しやすくなるとされます。常にピカピカに磨いておくことで、良い氣を引き寄せ、金運が上昇しやすくなる。日頃からきれいに磨いておきましょう。


(写真:stock.adobe.com)

(5)使わない物を置きっぱなしにしている

「氣」の流れが運氣を左右すると考えられている風水。家の中に使わないものがあればあるほど、氣の流れが停滞します。不要なものは、古いエネルギーと考えられ、使わないものが多いほど「淀んだ気」が家にたまり、お金の巡りも悪くなる。逆に、不要なものを処分すると、新しいエネルギー(=金運)が入ってきやすくなります。また、使わないものを溜め込むと、「もったいない」「捨てられない」という気持ちが生まれ、ますます金運を呼び込まなくなります。着ない服や使わないものはなるべく処分して、「新しい豊かさ」が入るスペースを確保しましょう。

(6)水回りを汚れたままに

キッチンのシンクに食事で使った食器が洗わず山積みになっていたり、洗面所が汚れていたりしていませんか?先述した通り、金運を司る「水」を扱う場所である以上、水回りを汚れた状態に放置するのはNGです。また風水では食べ残しや汚れは<食べたものの死骸>と捉え、やはり陰の氣を発するとされています。汚れ物を放置することはそもそも不衛生ですし、陰の氣で金運が逃げでいかないよう、使った食器はできるだけ早く洗ってキレイに。もちろんトイレもキレイに保ちましょう。なお、「お金が溜まる場所」とされるトイレが汚れていると、風水的には「浪費癖がつく」といわれています。

お金に恵まれなくなる「風水」その3


(7)壊れた家電や家具を放置している

壊れた家電や家具をそのまま家の中に放置していませんか? 子供のおもちゃ、電化製品、家財建具などを壊れたままにしていると、無駄な出費が増えるもとになります。壊れた物はいち早く修理に出すか、または買い換えの時期がきたら新しいものに取りかえましょう。壊れたままにしておくのは、氣の悪い状態をキープしていることを意味し、悪い波動が家中に伝播してしまいます。ご注意を!

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以上、金運を下げてしまいかねない7つのNG習慣をご紹介しました。思い当たる点があれば、できるところから改善してみましょう。

なお風水的には、観葉植物を適宜取り入れることをオススメ。


(写真:stock.adobe.com)

観葉植物には空間の「氣」を整え、癒しと活力を与えてくれる力があります。活力をもって元気に働くことで、自然と金運も巡ってくることでしょう。

以上、風水はあくまでも「氣」の流れを整えるための考え方。流れを停滞させるNG習慣を改善するだけで、あなたの住まいは金運を引き寄せるパワースポットに。新しい季節とともに、心地よい氣を住まいに招き入れてみてください。

婦人公論.jp

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