【中学受験】受験生は「学力向上」保護者は「精神的成長」実感

2022年4月20日(水)14時15分 リセマム

中学受験をしようと最初に考えたのは誰か【保護者:単一回答】

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中学受験を通して、受験生の約65%が「学力向上に役立った」、保護者の約80%が「精神的成長に役立った」と実感していることが、Z会グループの進学塾・栄光ゼミナールが2022年4月19日に発表した「受験生アンケート」の結果から明らかになった。

 「受験生アンケート(中学受験編)」は、2022年1月11日〜3月29日に栄光ゼミナールの教室に在籍し、2022年に私立・国立中学校を受験、または公立中高一貫校を受検した受験生とその保護者を対象にインターネットで調査したもの。回答者数は、受験生502人、保護者512人。

 中学受験をしようと最初に考えた人は誰かについては、「母」が46.7%と最多、ついで「子供本人」33.4%、「父」17.0%と続いた。最初に「母」が中学受験をしようと考えた家庭が多いものの、約3分の1の家庭では、「子供本人」がきっかけで、中学受験を検討していた。

 志望校・受験校を選ぶうえで重視したポイントは、「学習面」については、「教育方針・校風」が受験生・保護者ともにもっとも多く、受験生69.7%、保護者68.4%を占めた。この他、受験生と保護者の回答を比較すると、受験生は「校舎や設備が整っている」ことをより重視している一方、保護者は「中高一貫指導」「大学進学実績」「カリキュラムや指導内容」等をより重視する傾向にあった。

 重視したポイントのうち「学校の雰囲気や取組み」については、「通学が便利」がもっとも多く、受験生44.8%、保護者63.7%が重視。ついで、受験生・保護者ともに「在校生の雰囲気」を重視していることがわかった。受験生と保護者の回答比較では、受験生が「文化祭等の学校行事が盛ん」「クラブ活動が充実している」等、学校活動をより重視している傾向にあった。

 「受験」とはどのようなものだったと感じるか、との問いでは、受験生の65.7%が「学力の向上に役立った」、保護者の80.9%が「精神的な成長に役立った」と回答。「受験勉強は苦しかった」との意見も受験生の約25%、保護者の約10%であがったものの、「勉強の面白さを学べた」「力を試すことができた」等、受験生・保護者ともに中学受験に対して肯定的に捉えているようすがみられた。

 受験を乗り越える上で精神的な支えとなった人については、「母」が72.3%ともっとも多く、ついで「塾の先生」68.7%、「父」51.8%、「塾の友達」47.4%となった。受験生にとって、周囲の大人が支えとなっていることに加え、「学校の友達」よりも“志望校合格”という同じ目標をもつ「塾の友達」が受験生にとって重要な存在であることが明らかとなった。

 栄光ゼミナールでは、「受験生アンケート(中学受験編)(高校受験編)」をWebサイトに掲載。自由回答方式で聞いた、「これから受験を迎える後輩に向けた学習アドバイス」「子供の入試に関して保護者が担った役割」についても見ることができる。

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