和田秀樹 年をとったら何事もおっくうになるし<家事>も手を抜いて当たり前。「でも完全にやめるのではなく、できる範囲で続けたほうが良い」そのワケは…
2025年4月21日(月)6時30分 婦人公論.jp
(写真提供:Photo AC)
「『日々、ためす、楽しむ』。これこそが、若々しさの秘訣です」そう語るのは、著者累計1000万部を超えるベストセラー作家であり、長年高齢者医療の現場に携わる精神科医・和田秀樹先生。そんな和田先生の著書『60歳からはわたしらしく若返る: 一生、元気に美しく年を重ねられる365のヒント』から一部引用・再編集し、「脳・心・体に自信を持ち続けるために取り入れたいこと」を、当連載にてご提案します。今回のテーマは「汚れが気になっていたところをきれいにする」です。
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汚れが気になっていたところをきれいにする
年をとると、色々なことがおっくうになりがちです。
家事もしかり。
できないことが増え、手を抜くのが当たり前になっていきます。
60歳を超えたら、我慢も無理もしなくていいのですから、それでOKです。
家事は格好の運動
でも、完全にやめるのではなく、できる範囲で続けましょう。
なぜなら、家事は格好の運動だからです。
特に、もっとも運動になる掃除は頑張ってみるのがおすすめ。
まずは、自分がどれくらい掃除ができるのかためしてみてください。
年齢を重ねておっくうなことが増えたら
たとえば、照明のほこりの掃除。椅子や脚立に乗るのはやっぱり危ない。
ならば、高いところを掃除できる便利アイテムを探してみる。高いところに届くハンディータイプのモップを使ってみる。実際にそれで掃除をしてきれいになったら大成功。
(写真提供:Photo AC)
さらに年齢を重ねておっくうなことが増えたら、自治体のシニアサポートセンターなどに手伝いを相談してみるのもいいでしょう。
※本稿は、『60歳からはわたしらしく若返る:一生、元気に美しく年を重ねられる365のヒント』(日本文芸社)の一部を再編集したものです。
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