寝台特急に45時間ぶっ通しで乗車!? 気になる食事は…… 24歳日本人男性の“インドでのリアル過酷旅”の感想がタメになる

2024年4月21日(日)20時45分 ねとらぼ

マトリョーシカさんが乗った1等車の外観

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 寝台特急に乗って45時間かけてインドを縦断したら……? 寝台車に乗り続けてニューデリーからベンガルール(旧名:バンガロール)に移動したという超シビアな旅動画がYouTubeで公開されており、記事執筆現在までに17万回以上再生されるなど注目を集めています。
●インドのニューデリーから寝台車で約2600キロ南下の旅!
 この動画を投稿したのはYouTubeチャンネル「交通系動画/マトリョーシカ」さん。今回は首都ニューデリーから2610キロ先にある南部のIT都市・ベンガルールまで、寝台特急で旅をした様子を公開しています。
●1等車〜3等車の違い
 まずはニューデリーにあるニザムディーン駅から寝台車に乗ったマトリョーシカさん。今回は3等車まである寝台車のうち、予約していた1等車に乗りました。1等車は2人〜4人部屋で2段ベッドになっており、個室には鍵とカーテンが付いています。エアコン付きでリネン類の貸し出しや1日2食の食事などがサービスとなっていますが、シャワーはありません。片道の乗車料金は日本円で約1万2000円とのことです。
 2等車になると個室ではなく通路の両側にカーテン付きの2段ベッドがあり、3等車は3段ベッドでエアコンもカーテンもなし。リネン類の貸し出しはなく、窓は開けっ放しで夏は扇風機で暑さをしのぐようです。
 列車に乗り込んで昼寝をしていたら昼食の時間に。食事はベジタブルかノンベジタブルかを選べますが、最初はノンベジタブルの食事を選んだところ、チキンカレーとライスなどがホットミールで届きました。
 食事について、マトリョーシカさんはかなりおいしかったとレポートしていましたが、なんと降車するまでの食事は全てベースが同じものでした。違いはスープカレーにチキンが入っているか、豆腐ようなものとブロッコリーが入っているかの違いだけだったようです。
●ニューデリーからベンガルールまで乗る客はまれ
 乗車中、車掌にニューデリーからベンガルールまで乗ると伝えたら驚かれたというマトリョーシカさん。インドでは交通機関が24時間運行しており、通常これほどまでの長距離移動は飛行機を選択するとのこと。また、交通費もあまり変わらないことから、わざわざ寝台車に丸2日乗り続けて移動する人はまれだそうです。
 とはいえ、のんびり寝転がっての列車旅も良いもので、途中で車窓から見える広大な景色もたくさん投稿してくれています。
●2日目は朝起きぬけのチャイからスタート
 2日目は起床後、チャイを飲んでいる優雅な様子からスタート。マトリョーシカさんは、起き抜けに乗降口を全開にして風に当たりながらチャイを飲むというインドならではの爽快な楽しみ方を満喫しています。
 実はインドの列車は乗降口が手動で開くようになっており、道中には列車が走り始めても構わずそこから上手に降りる現地の人にも遭遇しました。
 11時5分にはプネー駅に到着。その後昼食が届きますが、今回はノンベジタブルにしたものの、チキンの代わりに豆腐とブロッコリーが入ったほぼ同じカレーでした。なお、この日の夕食もやはりほぼ代わり映えしない同じカレーでしたが、少しだけ上にチーズがかかっていたそうです。
●3日目はついに到着! 45時間約2600キロの寝台特急の旅が終了
 そして3日目。朝5時よりも早く、ベンガルール駅に到着。マトリョーシカさんは45時間の寝台特急の旅を終え、非常にいい経験になったとコメントしています。また、重ねて飛行機で移動した方が圧倒的に楽ではあるとのことですが、一方で寝台車での旅はロマンがあるので乗ってみたいという人の参考になればうれしいと伝えました。
 ちなみに、ニューデリーからムンバイへの移動なら18時間ほど、寝台車1泊の利用で到着します。マトリョーシカさんはもし次回があるとすれば、今度は3等車で1泊してみたいと話しています。
 視聴者からは貴重な寝台特急レポに「さすがです! 凄い!!」「丸2日間インド縦断お疲れさまでした! カオス感満載でとても楽しそうでしたね」と称賛する声が多数寄せられています。また、「全区間乗り通す乗客がほとんどいないので提供される食事のメニューが同じでもあまり問題にならないんでしょうね」と代わり映えのない食事について考察する声や、「凄いですね。面白いです。大変そうですが、一度は乗ってみたいものです」と動画を見て影響されたという声も上がっていました。
動画提供:YouTubeチャンネル「交通系動画/マトリョーシカ」さん

ねとらぼ

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