最後までアツアツ! 秩父の名ラーメン店『珍達そば』でネギどっさりの至極の一杯を食べてきた

2022年4月21日(木)10時48分 食楽web


埼玉・秩父の名店『珍達そば』の看板メニュー「珍達そば」750円(税込) | 食楽web

 埼玉・秩父といえば、界隈ではわらじかつ丼、豚の味噌漬け、ホルモン焼、かき氷、日本そばなどのご当地グルメが有名なエリアです。数多ある飲食店で、意外と少ないのがラーメン店です。そんな中で、全国的に見ても唯一無二の存在感を放つネギがドッサリ乗ったラーメンを出すお店があります。それが『珍達そば』です。


秩父市役所の目の前にある『珍達そば』。開店前から行列ができるほどの人気です

 お店は秩父市役所の目の前にあり、秩父鉄道の御花畑駅からも徒歩1分という好立地。開店前から行列ができるほどの人気で、その支持の厚さを感じます。この『珍達そば』、果たしてどんなお味なのでしょうか。実際にいただきご紹介したいと思います。

プリップリのネギが乗る緻密な計算を感じられる独創的な味「珍達そば」


ネギと豚バラ肉が丼を覆う「珍達そば」750円(税込)

 取材時は、雨の降る平日で、観光客はまずいなさそうな日でしたが、開店後にアッという間に満席になった店内。筆者も迷わず「珍達そば」をオーダーしました。厨房では店主が手際よく次々と「珍達そば」を作る様子が目に入ります。いったん麺を茹でた後、ネギがたっぷり入ったスープに麺を一度和えた後に丼によそう、という手の込みようで、自ずとその味へのこだわりが伝わってきました。


手際よく「珍達そば」を作る店主

 ほどなくして、筆者の「珍達そば」も着丼しました。写真で見た通り、丼の表面にはいかにも鮮度の良さそうなプリップリのネギ、そして豚のバラ肉が麺を覆っています。


このコンビネーションが「珍達そば」の味の決め手

 まずアツアツのスープからいただきましたが、醤油ベースでありながら、複雑かつ奥深い味で、ゴマ油がアクセントになっています。かと言って強すぎる味ではなく、優しく胃に入ってくるような滋味深い味です。

 そのスープに合わせていただくのが前述のプリップリのネギ、そして豚のバラ肉ですが、これが類い稀な親和性をうみだしていて、シャキシャキ、バクバクと口に入れたくなる味わいです。


麺は極細の低加水麺。スープ、ネギと豚バラ肉との相性抜群です

 さらに、このスープと具材にマッチするのが極細の低加水麺。どちらかと言うと、スープと具材を引き上げるかのように、麺のインパクトはあえて控えめに設計されているように感じました。これがまた繊細な味!


途中で自家製にんにく唐辛子を加えて味変を楽しむこともできます

 さらに、中半から後半にかけては、テーブルに置いてある自家製にんにく唐辛子を加えて味変を楽しむことができます。これが加わると、さらにグッと旨みが増す印象で、筆者は麺だけでなくライスもいただきたくなりました。

「珍達そば」の、埼玉県産ネギへのこだわり


埼玉県北部で生産されるネギ畑

 全国的に見ても例を見ない「珍達そば」。秩父のご当地グルメと肩を並べ、各地からこのラーメンを目指して訪れる人がいるのも妙に納得する筆者でした。店主の小崎雅也さんに聞きました。

「埼玉県北部のネギの美味しさをお客さまにも味わっていただきたいと思い、ネギを厳選しています。現在、契約農家さんからは『本庄美人』『深谷ネギ』といったブランドネギが安定供給されるようになりました。

 味の秘密はネギ、豚バラのコンビネーションと、激アツのスープ、そして当店のみに卸して頂いている個人の製麺所の自家製の極細麺にあります。いずれも特徴的な味ですが、途中で自家製にんにく唐辛子や、自家製ラー油を加え味変しても美味しくいただけると思います。ちょっと変わったラーメンですが、是非美味しいネギと胡麻油香る激熱ラーメンを味わってみてください」(『珍達そば』小崎雅也さん)


『珍達そば』の店内にある使用ネギの表示

 小崎さんの話にもある通り、かなり個性的な味である一方、ネギの効果でしょうか、食べ終わりは意外とスッキリ。胃に優しく感じながらもヤミツキになる絶品の味「珍達そば」を是非一度ご賞味ください!

(撮影・文◎松田義人)

●SHOP INFO

店名:珍達そば

住:埼玉県秩父市東町23-4
TEL:0494-22-1571
営:11:00〜16:00、土曜、日曜、祝日〜19:00 ※売り切れ次第終了
休:水曜
https://www.chintatsusoba.jp/

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