星野リゾート、山口県下関市に新ホテル「リゾナーレ下関」12月開業へ - 関門海峡を望む客室と絶景インフィニティプールも
2025年4月22日(火)16時32分 マイナビニュース
星野リゾートが展開するリゾートホテルブランド「リゾナーレ」は12月11日、「リゾナーレ下関」を山口県下関市あるかぽーと地区に開業する。
○コンセプトは「海峡のデザイナーズホテル」
同ホテルは、関門海峡を目の前に望む絶好のロケーションを活かし、海峡を楽しみつくす滞在をデザインするという想いを込めて「海峡のデザイナーズホテル」をコンセプトとしている。客室は全187室で、チェックインは15:00、チェックアウトは12:00となっている。予約受付の開始は2025年6月を予定している。
建物はエリアに調和した設計となっており、敷地内にはガーデンエリアを設けることで、自然と海が一体となる開放的な空間を演出。客室やインフィニティプールなどのデザインには、関門海峡の景色や「ふぐ」など、この土地ならではの要素をスタイリッシュに取り入れる。さらに、関門橋や対岸の門司港、目の前を行き交う船舶など、人の営みと自然が融合したダイナミックな景色を楽しめるロケーションを活かしたアクティビティで、海峡を楽しみつくす滞在をデザインする。
○エリア全体の活性化に向けた取り組み
同社は2022年4月30日、山口県下関市と「地域活性化に関する連携協定書」を締結し、同ホテルの運営に加え、あるかぽーと・唐戸エリア全体の魅力を高めることを、下関市と一体となり取り組むことを定めた。
本プランでは、目指すべき方向性として、下関を中心に関門エリアが「日本を代表するウォーターフロントシティ」となることを掲げている。開発コンセプトは「海峡を遊びこなす、朝から夜までめぐって楽しい、現代日本の港まち」と設定。プランには、星野リゾートが提案した「1、海峡を遊びこなすこと」「2、朝から夜までめぐって楽しめること」「3、港まちらしさにフォーカスすること」を含む内容が組み込まれている。観光資源である関門海峡を眺めるだけでなく、イベントやアクティビティを展開し、早朝の市場の活気や海峡の夜景など、場所や時間により移り変わる魅力でエリアを回遊する楽しみをつくる。また、また、釣りやクルージングといった体験など、下関・関門の港まちらしい景観・文化を楽しみつくすことができるエリアを目指す。
○内装デザイン・ブランドはKDaが監修
同ホテルの内装デザインおよびブランド監修は「クライン ダイサム アーキテクツ(KDa)」が担当する。同社は記憶に残るアイコニックな建築とヒューマンスケールで居心地のいい空間デザインで、ディスティネーションとなる、楽しくてまた訪れたくなるような場所づくりに取り組んでいる。代表作には、代官山T-SITE/蔦屋書店やGINZA PLACEが挙げられる。また、Dezeen Awards 2021「Hospitality building of the year」に選ばれた、リゾナーレ那須「POKO POKO」をはじめ、2027年開業予定のリゾナーレ福井のデザインも手がけている。