はま寿司「初夏の特選ねた祭り」に珍しいネタが出てるぞ! ガチで希少なのに低価格でウマい

2025年4月22日(火)21時31分 ロケットニュース24

2025年4月22日から、全国の はま寿司で「初夏の特選ねた祭り」が始まった。なんとなくフェアでピックアップされるメニューを見ていると、興味深いものが。

これは、たまに はま寿司で出てくる、ちょっとレアな寿司ネタ枠……! しかも今回は狙って食べに行かないと、マジで食べる機会が一生無いタイプのやつだ!!

・腹部
それが公式HPのフェアメニューでビッグなヤツらを紹介しがちなアイキャッチにもいる「タラバガニのふんどし(176円)」。

カニを自分で捌いたことがある方は、どこのことかご存じだろう。簡単に説明すると、カニの腹部だ。

カニを捌く一般的な手順としては、まず脚や爪を胴体から切り離す。続いて胴体をひっくり返し、この腹部(ふんどし)を開いて除去する。そうして開いた穴から手を入れ、胴体と甲羅を引きはがすという感じだろう。

この腹部は除去された際に捨てられることも多い。しかしタラバガニの腹部はまあまあ肉厚。カニ味噌はあまり美味い方ではないが、腹部は食えるのだ。

そしてもちろん、タラバカニの腹部は、1匹につき1つしかついていない。つまりよく食べられる脚は8本もとれるが(脚自体は10本あるが、2本は細くて貧弱)、腹は1つ。ガチで希少な部位なのがお分かりいただけるだろう……!

今回のフェアでは「生本ずわいがに」もあり、こちらは脚1本で319円。ズワイガニは食べられる脚が10本もとれるのに、1本319円。しかしタラバガニの腹は1つしかとれないのに、176円!!

価格は希少性だけで決まるわけではないということだろう。なお、安くても希少には違いないからか、数量限定だそう。

・肉厚
ということで、さっそくオーダーしたのがこちら。比較対象として、「生本ずわいがに」もオーダーした。まずはズワイガニを食べてみると、クニュプリッとして甘く、まあ美味い。よくあるカニって感じ。

続いて本命の「タラバガニのふんどし」だ。

食べてみると……うめぇ! カニの脚の身とは全く異なる、弾力のあるハードな肉質!! ザクジュワっとした食感で、分厚いジューシーな さきいか みたいな感じだ。

そして嚙むとまごうことなきカニフレーバーが滲み出る!! これはクセになる味わい。普通のプリっとしたカニをお求めの方には向いていないが、いつもと違うタイプのカニを味わうには最適な部位の1つだろう

そしてコスパがいい。なんせ176円で本物のカニフレーバーを味わえる上に、脚よりも肉厚だからな。醤油で食べても美味いし、藻塩で食べても美味い!

藻塩で食べると、磯フレーバーが復活した感じで海海しくなる。これは酒とも合いそうだ。もっと食べたくなって、追加で注文したレベル。

ということで、はま寿司の「初夏の特選ねた祭り」。ちょっと珍しいカニ体験をしたい方にはうってつけのフェアとなっているぞ!

ところで、タラバガニの腹部が出てきたということは、タラバガニを大量に仕入れ、タラバガニ系の寿司が出ているのかな……と思ったのだが、メニューを全部見ても、カニは「生本ずわいがに」と「タラバガニのふんどし」の2品だけだった。

もしかして ゼンショーは、謎のルートでタラバガニの腹部だけ大量に買い付けたのだろうか?

参考リンク:はま寿司
執筆:江川資具
Photo:RocketNews24.

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