ヨーグルトの上に溜まる酸っぱい水分「ホエイ」が意外な食べ物になっていた / 案の定酸味が強かったけど…
2025年4月23日(水)12時0分 ロケットニュース24
栄養がたっぷり含まれているけど、単体ではかなり酸っぱくてそのまま飲むことは難しい。
そのため捨てられてしまうことも多いのだが……この度、ホエイを使って作られた意外な食べ物を発見した。
・ホエイジャム
商品名は「ホエイジャム」。今回は楽天市場にあるショップで購入し、価格は商品代の993円と送料の800円を合わせた1793円だった。
こちらの商品はその名のとおり、ホエイでできたジャムだそうだ。果物のジャムやミルクジャムは聞いたことがあるけど、ホエイのジャムは聞いたことも見かけたこともない。
透明なパックに詰められたホエイジャムは、柔らかな茶色をしている。なんだかキャラメルみたいだな。
名称は「乳などを主原料とする食品」というらしい。今までいろんな食べ物のラベルを見てきたけど、こんな表記は初めて見た。
なお、原材料は「乳清(ホエイのこと)」と「てんさい糖」の2つのみ。めちゃめちゃシンプルだ……!
この2つの材料がいったいどんな味を作り出してくれているんだろうか。さっそくお手並み拝見といってみよう。
今回はトーストに塗っていただいてみることにした。ジャムの使い道と言えばやっぱりこれだよな。
なんとなくジャムの代表格である いちごジャムみたいな質感を想像していたのだが、ホエイジャムはもっとトロトロだった。
パックを軽く押すだけで、すぐに中身が出てくるくらいの粘度だ。
顔を近づけてみると、ホエイらしくほんのりと酸っぱい香りが漂ってくる。
この酸っぱい香りは、果たしてパンにも合うんだろうか。味の予想が全くつかないまま、ジャムがたっぷりついた部分をかじってみると……
あ、やっぱり酸味が強めだ!
だけど刺激は強すぎず、直後にてんさい糖のまろやかな甘い味が広がってくる。例えるなら、りんごジャムの酸味を強化して、濃厚さを足したみたいな味だ。
2種類の異なる風味が、パンの香ばしさとよく合っている。今までに食べたことのないタイプのジャムだったけど、最後まで抵抗感なくおいしく食べられた。
ホエイというと鶏胸肉を柔らかくするのに使ったりスープに使ったりするイメージだったんだけど、こんな消費の仕方もあったんだなぁ。
・用途いろいろ
なお、商品ページの説明によるとヨーグルトに混ぜたりカレーの隠し味にしたりしてもおいしいそう。
確かにヨーグルトは同じ乳製品だし、カレーにも「チーズカレー」っていう乳製品と合わせたものがあるもんな……!
ヨーグルトとカレーが手に入ったら、筆者も試してみようと思う。フルーツのジャムとはまた違った使い方ができる面白いジャムだった。
濃厚な味を楽しみつつ、ホエイの栄養も摂取できる「ホエイジャム」。気になった方は是非試してみてはいかがだろうか。
参考リンク:楽天市場
執筆:うどん粉
Photo:RocketNews24.
画像をもっと見る