中学受験調査、母が最初に考えた割合49.4%

2025年4月23日(水)18時15分 リセマム

中学受験を最初に考えたのは誰か

栄光ゼミナールは、2025年1月12日から2月24日にかけて、私立・国立中学校を受験した受験生とその保護者を対象に「受験生アンケート」を実施した。この調査により、中学受験を最初に考えたのは母親が49.4%であることが明らかになった。また、受験生の8割近くが中学受験を通じて「勉強の楽しさ」を実感していることもわかった。

 アンケートによると、受験生の保護者に中学受験を最初に考えた人を尋ねたところ、49.4%が「母」と回答し、ついで「子供本人」が27.8%、「父」が18.1%だった。中学受験を最初に考えるのは母親が多いが、4分の1以上の家庭では子供本人がきっかけで受験を検討したことがわかった。

 さらに、受験についての選択をおもに誰が決めたかを尋ねたところ、52.3%の保護者が「子供本人」と回答した。中学受験を決めてからの学校選びなどは、半数以上の家庭で受験生本人が主体となって決めていることが明らかになった。

 志望校を決めた時期については、「小6の夏休みに入る前」が29.7%、「小6の夏休み以降」が28.5%と、ほぼ同数であった。受験生になってから志望校を決定する受験生が約6割であり、最終的な志望校は受験生になってから決めている家庭が多いことがわかった。

 受験情報の収集方法については、「学校のイベント」が85.4%ともっとも多く、ついで「学校ホームページ」が63.7%であった。多くの家庭で学校が発信する情報を活用していることがわかった。

 志望校選びで重視した点については、受験生・保護者ともに「学校の教育方針・校風」が約8割であり、「在校生の雰囲気」も重視されている。受験生は「学習に集中できる環境(施設・設備)」をより重視している一方、保護者は「大学進学への実績」や「指導内容やカリキュラム」を重視していることが明らかになった。

 受験を通じて勉強が楽しいと感じるようになったかを尋ねたところ、「そう思う」が37.6%、「ややそう思う」が39.5%であり、8割弱の受験生が勉強の楽しさを感じていることがわかった。

 受験を乗り越える上で精神的な支えとなった人については、「母」が77.2%ともっとも高く、ついで「塾の先生」が69.2%であった。また、「塾の友達」も約6割の受験生が支えになったと回答しており、同じ目標をもつ塾の友人も重要な存在であることが明らかになった。

 習い事やクラブを続けた時期については、27.5%が「辞めずに続けた」と回答し、4人に1人以上の受験生が習い事やクラブを続けていたことがわかった。中学受験の勉強が本格化する小4以降も、勉強と習い事・クラブを両立している受験生が多いことが明らかになった。

リセマム

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