洗濯機の『自動投入』に使わないで! 東芝の注意喚起に「ダメだったのか」
2025年4月23日(水)17時40分 grape

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洗濯機で洗濯をする際は、洗うものの重量に合わせた洗剤や柔軟剤の投入が必要です。
計量と投入を自動で行ってくれる『自動投入機能』があれば便利ですが、正しく使うためには注意点もあります。
思わぬトラブルを防ぐため、洗濯機の『自動投入』にまつわる注意点を知っておきましょう。
洗濯機の自動投入口に入れてはいけないもの
洗濯機を始め、家電を多く取り扱う東芝ライフスタイル株式会社のウェブサイトでは、以下のようなものは自動投入できないと説明していました。
・流れにくい(粘性が高い)もの
・ゼリー状や固まった状態、分離した状態のもの
・基準量(液体洗剤や柔軟剤の容器に記載の「水30ℓに対する使用量」)が30㎖を超えるもの
・容器に「使用量の目安表示」がないもの
・おしゃれ着用液体中性洗剤(毛・絹用)
・粉末合成洗剤
・液体石けん
・液体複合石けん
・洗濯のり
・粉石けん
・脱水槽に直接入れて使用する液体洗剤や柔軟剤、加香剤(「ジェルボール」やビーズタイプのものなど)
・重曹
・漂白剤
東芝ライフスタイル ーより引用
粘性の高さや量、使い方が限定されているタイプのものが多く該当しているようです。
洗剤や柔軟剤そのものに問題があるのではなく、洗濯機の自動投入機能には適していないということですね。該当する洗剤や柔軟剤を使用し続けたい場合には、自動投入機能を使わず、手動で入れるとよいでしょう。
なお手動で投入する場合にも、脱水槽に直接入れるタイプや加香剤、重曹、洗濯のりは使用できないそうです。
洗濯機の説明書で、愛用している洗剤や柔軟剤が使えるかどうか確認しておきましょう。
自動投入設定中のNG行為とは?
自動投入設定時は、上記に加えて洗剤投入ケースに洗剤や柔軟剤を入れないようにも注意してください。
このような操作を加えた場合、洗濯中に泡があふれて漏水を起こす恐れがあります。また、洗濯機能ですすげなくなったり、泡の排出のため洗濯時間が長くなったりといったトラブルにつながる恐れもあるそうです。
自動投入口は掃除するべき?

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「洗剤と柔軟剤しか入れていないから、あまり汚れが気にならなくて…」という人もいるかもしれません。しかし自動投入口も、定期的に掃除するのがおすすめです。
自動投入口に残った洗剤や柔軟剤は、放置しておくとカビや詰まりの原因になります。また、投入経路に水垢が溜まって詰まりを招く恐れがあります。
以下のような場合、トラブルや詰まりが起こりやすい状態といえるので、気付いたら早めの掃除を心がけましょう。
・自動投入機能を1か月以上使わなかった時。
・洗剤や柔軟剤の種類を変えた時。
・少ない残量なのに1週間以上補充していない時。
・セットした洗剤や柔軟剤が固まっていたりゼリー状になっていたりする時。
順調に使えているとしても、タテ型洗濯機、ドラム式洗濯機ともに、3か月ごとを目安に掃除するとトラブル予防に効果的です。
洗濯機のトラブルを避けるために、投入していいものとよくないもの、設置した洗剤や柔軟剤の状態などをあらためて確認しましょう。
[文・構成/grape編集部]
出典 東芝ライフスタイル