東海道新幹線、発車ペースは「山手線超え」に 20年春のダイヤ改正で、1時間17本の運行実現

2019年4月19日(金)20時0分 Jタウンネット

3分短縮でのぞみ12本を実現!? 東海道新幹線の「通勤電車並み」進化が止まらない。


JR東海は2019年4月18日、20年春のダイヤ改正で東海道新幹線での「のぞみ」の運転本数を、現行の1時間最大10本から12本に増発すると発表した。


1時間12本となれば単純計算で5分に1本「のぞみ」が走り、通勤電車並みの過密ぶりがさらに激しくなる。速度ではなく過密さで世間を驚愕させる、東海道新幹線の大量輸送能力の進化が止まらない。


わずか3分の短縮で、2本増発を実現


20年春に東海道新幹線の車両がすべて「N700系」系列に統一され、最高速度も時速285キロに統一、旧来の速度で運転していた列車から、東京—新大阪間ですべての「のぞみ」の3分短縮を実現する運びになる。


たった3分の短縮......と思うかもしれないが、これが2本の増発につながる。速度が速くなればその分同じ区間に多くの列車を走らせられるし、「のぞみ」に抜かれる「ひかり」「こだま」も足が速くなったので「のぞみ」に追いつかれる前に停車駅まで逃げ切れる。という訳で「のぞみ」だけで1時間に最大12本、「ひかり」「こだま」も合わせると最大17本のダイヤが実現可能になった。


すでに日本有数の過密ダイヤだが、1時間17本は平均すると約3〜4分間隔。山手線ですら昼間には4〜5分間隔の時間帯があるのに、東海道新幹線のさらなる増発には驚きを通り越して狂気すら感じるというネットユーザーの声も多発している。



のぞみ一時間に12本?!しかも全列車2時間30分以内だと?!全N700A/S化で毎時もう一本くらいは増やせると踏んでたけど700ダイヤ消滅のインパクトがこんなにデカいとは...
東海道新幹線「のぞみ」さらに本数増 全列車285km/h化で1時間最大12本に 2020年春 | 乗りものニュース https://t.co/WE45wbqpff
- かしけん (@Kashiken_N) 2019年4月18日



相変わらずJR東海、そして東海道新幹線はぶっ飛んでやがりますからねぇ
山手線並みの間隔で285km/hの列車が突っ走るとか卒倒しそうなくらいヤバい事が毎日行われている...もうヤバい(語彙力)
- サイファー on駅メモ (@Ciph_ekimemo) 2019年4月18日



のぞみ1時間に12本になるの??ひかりとこだまは現状維持したまま??
通勤電車かよ、、、
- とん太 (@tonsidetall) 2019年4月19日


ちなみに東北新幹線では最速列車の「はやぶさ」は1時間に1本ないし2本の運転が基本。山陽新幹線でも新大阪—博多を結ぶ「のぞみ」「さくら」「みずほ」を合わせて最大でも1時間に7本程度の運転なので、東海道新幹線の本数の多さは際立っている。


さらに東海道新幹線は16両編成の列車1本で約1300人が乗車可能で、この列車の長さと輸送力も新幹線・特急の中では群を抜いている。都心の電車並みの頻度で、こんな巨大な列車を高速で走らせている。わずか3分の短縮をきっかけそのシステムをさらに進化させようというJR東海の執念は確かに空恐ろしさすら覚える。



JR東海「のぞみ毎時12本走らせるで」
外国「へー、でひかりとこだま合わせると?」
JR「17本」
外国「どうせ複々線だろ?」
JR「普通に複線なんだけど...」
外国「????????????????????????????????頭おかしい????????????????????????」
- 牛込りみのメガネ (@RimirinKasumi) 2019年4月19日


もちろん安全に列車を運行できるノウハウあっての新幹線だが、これほどの本数でも毎年繁忙期には立ち客が出る程の混雑ぶり。日本人が当たり前に使っている東海道新幹線の常識外れぶりと、新幹線に寄せる信頼の高さもうかがい知れた。

Jタウンネット

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