これは無限に撫でちゃいそう... 「阪急バスの座席の手触り」を我が物にできるグッズが爆誕
2021年4月24日(土)17時0分 Jタウンネット
電車やバスの座席部分のシート。普段は何気なく座っているが、あのファサファサとした手触りがなんだかちょっと心地よい。乗っている間、ずっと撫でてしまっている人もいるのではないだろうか。
この手触りをいつでも味わうことができたら......ひょっとしたらそんな風に思っているその路線のファンもいるかもしれない。
今回、そんな願いを叶える素敵なグッズが爆誕したと、ツイッターなどで話題になっている。それが、こちらだ。
話題になっているのは、車輌やバスの座席などに使うモケット(毛足の長いビロード状の毛織物)のメーカーである日本シール(大阪市)が行っている、阪急バス(本社事務所 : 大阪府豊中市)とのコラボ商品。
この深い緑色のバッグやペンケースは、阪急バスの車内で座席シートに使われているのと同じ素材を使用しているのだ。
あの肌触りを常に手元で感じることができる、マニア必見のグッズ。ツイッター上では、こんな声が上がっている。
「これは...ずっとふぁさふぁさしてしまうやつ...!」
「これは要るでしょう...」
「幼い頃より馴染みある、この緑のモフモフ生地が更に身近になるんだ!!」
「絶対買って一生なでなでしていたい」
Jタウンネット記者は2021年4月22日、さっそくコラボ企画や商品について、日本シールに取材した。
ゆくゆくは関東の鉄道・バスともコラボを
取材に応じた同社車輌グループの竹野林太郎さんは、まず今回の阪急バスとのコラボについて、
「弊社が行っている、鉄道会社やバス事業者とのコラボ企画の一つで、前回の大阪メトロとのコラボに続く第二弾のコラボ企画です。2021年2月ごろから阪急バス側と打ち合わせを進めて、今回4月21日にコラボ商品の一つ目であるペンケースを発売しました」
と説明。コラボ商品はこのほかにもブックカバー・トートバッグ・クッションの3種類があり、今週から来週にかけて順次発売していくとのことだ。
いずれのコラボ商品も、阪急バスのシートに使われているオリーブグリーンというカラーのモケットを使用。他の電車やバスの座席で多く使われているポリエステルではなく、レーヨンなど柔らかい素材を採用しているとのことだ。
企画への反響について、竹野さんは、
「こうした鉄道やバスとのコラボ企画は、コアな鉄道ファンを中心にSNS上などでも結構な反響がありました。前回の大阪メトロとのコラボでも、大阪メトロのファンがツイッターなどでこの企画を評価してくれていたりしました。
鉄道やバスとのこうした形のコラボというのは今まであまりなかったと思うので、そういった新鮮さも反響に繋がったのかなとおもっています」
と述べた。
鉄道ファンを中心に注目を集めているというこのコラボ企画。今後の展望について訊いてみると、
「直近ですと、4月の下旬からは神戸市営地下鉄や神戸市バスとのコラボ企画が開始します。また、今はまだ関西の鉄道会社やバス事業所とのコラボが主ですが、いずれは関東の各社ともコラボをしていく予定です」
と竹野さん。詳細はまだ公表できないが、すでに関東の鉄道ないしバスとのコラボ商品の試作品制作も進んでおり、平行して商品化の許諾申請も進めているところだという。
皆さんがいつも利用しているあの電車やあのバスの座席の手触りも、近いうちにいつでも味わえるようになるかもしれない。