イヤな臭いやカビの原因に…忘れがちだけど「実は掃除をしないとダメな場所」6選
2025年4月25日(金)21時15分 All About
日々掃除をしていても、ついつい忘れがちな場所というものもあります。場所によっては、掃除をしないと家電の劣化につながったり、悪臭やカビが発生したりしてしまうことも……。今回は、「実は掃除をしないとダメな場所」とその掃除方法をご紹介します。
1. 洗濯槽
洗濯槽は汚れた衣類をキレイにする場所ですが、その特性上、汚れやカビが発生しやすい場所でもあります。定期的に掃除をしないと、衣類にカビや菌が付着して臭いのもとになりかねません。掃除方法
市販の洗濯槽クリーナーを使うのが簡単で効果的です。クリーナーを洗濯機に投入し、設定を「洗濯槽クリーニング」や「お湯洗い」モードにして、指定の時間で洗濯機を空で回します。これによって、洗濯槽に付いていたカビや汚れが浮き上がってくるのです。浮き上がったカビは湯あか取りなどを使って取り除き、すすぎ洗いをしてください。なお、洗濯槽を掃除した後は、ふたを開けて乾燥させることが重要です。湿気が残るとカビが再び発生しやすくなってしまいます。
2. 洗濯乾燥機のフィルター周り
洗濯乾燥機は乾燥時に衣類の繊維がフィルターにたまりやすいため、こまめな掃除が必要です。フィルターが詰まると乾燥効率が落ち、電力消費が増える原因にもなります。掃除方法
乾燥機のフィルターを取り外し、手でゴミや繊維を取り除きます。細かい汚れが取れない場合は掃除機を使うのもいいでしょう。掃除機の吸引力を弱めに設定し、優しく吸引するのがポイントです。フィルターに汚れがたまってカビが発生している場合は、水洗いが必要。洗剤とスポンジを使って優しく洗い、完全に乾燥させてから取り付けてください。3. 洗濯機のゴミ取りネットや排水フィルター
洗濯機のゴミ取りネットや排水フィルターには、衣類の繊維やゴミがたまります。湿った繊維がたまるので、カビが発生する原因に……。また、フィルター内部だけでなく周りにカビが発生していることもあります。フィルターを取り外したら、その周囲もしっかりと掃除しましょう。掃除方法
ゴミ取りネットや排水フィルターを取り外し、たまった糸くずや小さなゴミを取り除きます。汚れがひどい場合は中性洗剤などを使って水洗いをし、しっかりすすいでから戻すようにしましょう。4. 食洗機
食洗機は、食器の油汚れや水あか、カルキ汚れなどが付着しやすいため、定期的な掃除が必要です。掃除を怠ると、食器に汚れが残るだけでなく、食洗機自体の機能低下につながります。掃除方法
フィルターの掃除:食洗機の底にあるフィルターを取り出し、残った食べかすや油分を取り除きます。フィルターは水でしっかりと洗い流し、乾燥させてから元に戻してください。
庫内の掃除:
食洗機専用の洗浄剤を使って庫内を洗浄します。洗浄剤を食洗機に入れ、空で運転させることで汚れを落とせますよ。
ドア周りとパッキンの掃除:
ドア周りやパッキン部分には汚れや水あかがたまりやすいため、拭き掃除をしましょう。湿った布で拭き取った後、乾拭きすることをおすすめします。
5. 浴槽の排水口
浴槽の排水口は髪の毛や石けんカスなどがたまりやすいため、定期的な掃除が欠かせません。掃除しないと詰まりの原因となり、悪臭が発生することもあります。掃除方法
排水口のふたを取り外し、たまった髪の毛や汚れを取り除きます。100円ショップでも買える長い排水管用のブラシなどが便利です。排水口の下にあるパイプも定期的に掃除しましょう。内側にヌメリ汚れがこびりついている可能性もあるので、粘度のあるパイプ専用クリーナーを使って掃除するのがおすすめです。
6. トイレや脱衣所の換気扇やフィルター
トイレや脱衣所は湿気がこもりやすい場所です。換気扇フィルターにホコリがたまっていると、カビが発生する原因に。また、フィルターにホコリがたまっていると換気機能も落ちてしまいます。掃除方法
換気扇のカバーを外してフィルターを取り外します。フィルターが汚れている場合は掃除機でホコリを吸い取ってください。フィルター汚れがひどい場合は、中性洗剤を使ってぬるま湯で洗うと汚れが落ちやすくなります。洗った後は完全に乾燥させてから戻しましょう。今回ご紹介した場所は、放置しておくと清潔さを保てないだけでなく、家電や設備の劣化を早めてしまう可能性があります。こまめに掃除をして、快適な生活環境を保ちましょう。
(文:矢野 きくの(節約・家事・100円ショップガイド))