旅行先を決めるための情報源、Z世代1位は「SNS」 - ほかの世代は?
2025年4月25日(金)10時10分 マイナビニュース
僕と私とは、旅行に関する調査結果を4月23日に発表した。同調査は2025年3月19〜25日の期間、全国のZ世代(15〜28歳)・Y世代(29〜43歳)・X世代(44〜59歳)の3000人を対象にインターネットを用いて行われた。
旅行に行きたいと思うか聞いたところ、X世代が最も多く66.7%という結果になった。年代が高いほど旅行に対する意向度が高いものの、もっとも少ないZ世代でも60.1%と、6割以上が前向きな回答をした。
続いて、直近1年間で旅行(1泊以上)に行ったか尋ねたところ、先の質問に対する回答とは比例せず、実際に旅行した層はZ世代(57.7%)が多い結果に。ただし、いずれの世代も5割を超える人が直近1年以内に旅行をしていることもわかった。
あわせて、旅行に一緒に行く相手や目的について聞いたところ、年齢層も関係するためか、Z世代は全体的に他の世代と比べて旅行そのものの経験の割合は少ない結果になった。しかし、推し活による旅行はどの世代よりも多く、41.8%が経験ありと回答した。
一人旅(ソロ活)への興味を聞いたところ、経験の有無だけではなく、関心度まで含めるとZ世代がもっとも高く、約63.0%が一人旅(ソロ活)に興味があると回答した。
次に、先の設問で旅行に対して意向度が高い500人に対して、旅行で重視するポイントを聞いたところ、Z世代は、1位「コストパフォーマンス」(49.0%)、次に「明確なテーマのある旅行」(35.8%)、「映えや写真映えするスポット」(34.4%)と続いた。
世代別に見ると、Y世代も1位は「コストパフォーマンス」で、63.4%と全世代の中でもっとも多い回答に。2位は「明確なテーマのある旅行」でここまでの順位はZ世代と同様だが、Z世代の3位にランクインした「映え」に関しては約10ポイント低く、25.0%となった。
また、X世代では「映え」に対するポイントはさらに下がり18.0%で、Z世代がいかに映えを重視するかがわかる結果となった。なお、X世代も過半数を占める51.0%がコストパフォーマンスを重視したが、もっとも高かったのは「明確なテーマのある旅行」で61.0%だった。
旅行先やプランを決める際に参考にした情報源について聞いたところ、Z世代やY世代は「SNSの一般ユーザーの投稿」が一番多く、いずれも約50.0%という回答に。次いで、「旅行サイトのまとめ記事」「旅行系インフルエンサーの投稿」「Google マップの口コミやレビューが」と続いた。
なお、X世代は、「旅行サイト・まとめ記事」が一番多く58.0%、次に「テレビの情報番組・旅番組」、「旅行雑誌、ガイドブック」が4割となり、SNSは比較的少ない結果になった。
一方で、もっとも参考にした情報源も、Z・Y世代は「SNSの一般ユーザーの投稿」が一番多く、約25%という結果に。そして、X世代は「旅行サイト・まとめ記事」が一番多く32.0%となった。また、旅行雑誌も18.0%と多いのが特徴で、SNSは数パーセントにとどまった。