200円弁当から1kg弁当まで!『キッチン DIVE』の弁当がすごすぎて亀戸に引っ越したくなる

2020年4月26日(日)10時50分 食楽web


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 外出を極力控える通告や報道が飛び交った2020年春。その結果、お惣菜やファストフードなど、調理された料理を家で食べる「中食」が一気に脚光をあびることになりました。中でも、ボリュームがあって低価格なお弁当やお惣菜は、一人暮らしの巣篭もりライフにも、家族のため3食作るのにお疲れのパパママにもありがた〜い存在です。

 ということで、ボリュームがあるのにワンコイン以下の低価格なお弁当で話題の店があると聞き、向かったのはJR亀戸駅から徒歩2〜3分の場所、京葉道路沿いにある『キッチン DIVE(ダイブ)』。果たしてどんなお弁当屋さんなのか、早速調査開始です。


200円弁当!? 1キロ弁当!? 一体中はどうなってるの? 思わず入ってしまう看板や垂れ幕です

 話題の理由、店に入る前から納得です。デカデカと書かれた「毎日満足200円弁当」と「挑戦者求む1キロ弁当」の文字。1食200円って。コンビニでペットボトルのドリンク買って合わせても300円台前半。毎日料理する習慣がない人なら、ここで3食買ったほうがコスパも時間もお得? 今時菓子パンやおにぎりだって200円で2個買えないしな〜。すごい。

 ランチタイムを外してやってきたにも関わらず、店には常にお客さんが出入りしています。おそらく地元の人らしき、スウェット&サンダル姿の人や、常連らしきおじいちゃん、スーツ姿のサラリーマン、ガテン系のたくましいお兄さんたちなどなど。おそらく子供のいるママさん? チャイルドシートつき自転車をとめて、さっと買い物をする女性も。おそらく老若男女、世代を超えて人気があるようです。


店内は中央にお惣菜と出来立てのお弁当。向かって左側に200円弁当。購入後温めることができる電子レンジも

 店の中は、センターの大きなテーブルに300〜500円台のお弁当、奥のレジ近くに焼きそばや唐揚げ、春巻きなどのお惣菜が平置きに。そして右側に1キロ弁当、左側に200円弁当が。
「元々は、リーマンショックの時からなんですよ」と店長さん。200円弁当を売るようになったのは2008年ごろ。当時はマックや吉野家でも低価格で販売するようなデフレの時代、その流れもあって200円弁当をスタートし、それからずっと続けているんだそう。

 とはいえ、200円でお弁当って、大変じゃないですか?「うちは大量生産で価格を維持できる面がありますね。とはいえ、200円弁当は全体の売り上げからしてさほどパーセンテージは高くないんですよ」。え? そうなんですか? 店長さん曰く、200円の弁当の看板を見て入ってくるお客さんは多くても、実際に購入するのは300円以上のお弁当や1キロ弁当が多いそうです。

 どれにしようか真剣に考えるうち、300円〜のお弁当をセレクトしてしまうのかもしれません。

200円でこのボリュームはすごい!
「ハンバーグ弁当」


「ハンバーグ弁当」200円。これが200円でいいの? 心配になる安さ

 まずは200円弁当の代表格の一つ、「ハンバーグ弁当」。お弁当パックのサイズは23×19cm、厚さ4cm。決してミニ弁当じゃない。一般的なサイズの弁当です。ハンバーグの下にパスタ、そしてお新香2種とハンバーグ。「ソースはデミグラスソースの他に3〜4種あるんですよ」と店長さん。野菜が苦手な人は、むしろ煮物とかサラダとかないのが嬉しかったりします。税込で216円、衝撃です。

300円でアジフライが2枚も!
「アジフライ弁当」


「アジフライ弁当」300円。自分で魚を三枚におろして粉つけて揚げて、まで考えたら、、、神っ!

 さらに300円弁当も衝撃。大ぶりのアジが2枚の「アジフライ弁当」。お惣菜屋さんなどでアジフライって、安いところでも1つ100円〜120円ぐらいするのを考えると、この値段、お得すぎます。中身はアジフライ2枚とお新香2種、ゴハン。ソースも付いています。こちらも税込みの場合324円。

おかずが色々ありすぎて大変なことに!
「肉じゃが・サバ塩焼き弁当」


「肉じゃが・サバ塩焼き弁当」500円。おかずがありすぎて、ゴハンとのバランスが〜!

 名前は「肉じゃが・サバ塩焼き弁当」ですが、肉じゃが、サバの塩焼き、春巻、唐揚げ、焼きそばなどなど、おかずがすごいことになっているお弁当。おかず一口に対しゴハン一口だと、絶対にゴハン足りなくなる! おそらく、一般的な「〇〇弁当」の2〜3つ分はおかずが並んでいます。

 これ、晩ご飯にして、最初におかずを肴にビールで、後半にゴハンとお新香でシメ、みたいに食べても良さそう。肉も魚も揚げ物も煮物も。ぜ〜んぶ一つのお弁当で味わえるって幸せかも。


カウンター奥の厨房で、常にお弁当を作り続けている。なのでメニューは日替わり時間がわり

『キッチン DIVE』の情報は、ユーチューブのライブ配信やツイッターでこまめに配信。ユーチューブのライブ配信では常に店内の状態が見えるので「買いに行く直前に、何が並んでいるのかを見て買いに来る人も多いんですよ」と店長さん。なるほど。ハンバーグが並んだから買いに行こう〜、とか、唐揚げが出るまで待とう〜、とかできるんですね。さすが生中継。

 以前は1kg弁当を超える3kgのお弁当も毎日出していたそうですが、最近は忙しいので、予約のみで受け付けているとのこと。メガ盛り弁当希望の場合は、まずはお店に行って相談するのがオススメです。

 惣菜コーナーには、串の焼き鳥10本1パックで500円、揚げ物やら煮物などがどっさり詰め込まれたお惣菜パックが888円、1キロ分の焼きそば777円など。1キロ弁当は555円で、カレーライスに揚げ物4種とか、おそらく巨大メンチカツドーンとか、とにかく茶色い美味いものがぎっしり詰め込まれたお弁当が並んでいました。

 一人暮らしで料理をする時間がないとか、そもそも料理が苦手、という人は、亀戸に引っ越しまたは総武線沿線住民になっちゃえ〜! という気持ちになれる『キッチン DIVE』。24時間、いつでも出来立てのお弁当が良心的すぎる価格で購入できますよ。

(取材・文◎石澤理香子)

●SHOP INFO

店名:キッチン DIVE(ダイブ)

住:東京都江東区亀戸6-58-15 ランドシー亀戸
TEL:03-5858-6712
営:24時間営業
休:なし
※価格は全て税抜

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