「農業は儲からねぇよ」と言われた幼なじみ10人だったが…… 現在の姿に「覚悟がないとできない」「カッコいい」の声

2025年4月27日(日)11時35分 ねとらぼ

幼なじみ10人

 栃木県栃木市藤岡町で生まれ育った幼なじみ10人が、農業をスタートさせるに至る思いを語った動画がInstagramで話題に。10人の強い思いに反響が寄せられ、動画は記事執筆現在までに4万回近く再生されています。
 この動画を公開したのは、幼なじみ10人で設立した合同会社「FJP」の公式Instagramです。動画では売上ゼロの現状や、毎月5万円ずつ全員で出資している実情、周りからは「農業は儲からねぇよ」などと言われながらも続ける理由が語られています。
●地元の未来のために10人で農業スタート!
 農業を始めたきっかけは、幼なじみ10人が毎月1人1万円ずつ貯めていた旅行資金を「もっと意味のあることに使いたい」と考えたこと。そこで、飲食業を営む代表の上岡さんが仕入れの現場で感じた食材不足や、地元に広がる耕作放棄地の現状を知り、農業への挑戦を決意したそうです。
 飲食店の販路や農機具店を営むメンバーの実家といった支援環境も後押しとなり、10人はFJPを設立。地元の農地再生に取り組み始めました。
●InstagramやYouTubeで思いを発信
 今回話題となっている動画では「誰かがやらなきゃ農業はなくなる 田んぼも畑も人も未来も」と、地域活性化を願う強い思いを発信。農業の現状を伝え、世の中を少しでも良くしたいという信念のもと、生活費を削ってまで農業に取り組む姿が収められています。
 また、「農業は儲からねぇよ」「やめた方がいい」といわれても、「それでもやらなくちゃいけないと思ったんだ」「世の中が少しでも良くなるなら 社会を変える一歩になれるなら」と覚悟した当時を思い返しながら、「俺たちが未来を変える」という希望にあふれた言葉で締めていました。
 しかし、本格的に農業を続けていくには精米機や乾燥機などの初期設備が必要で、資金が大きな課題に。自己資金や融資ではまかないきれない部分を補うため、FJPはクラウドファンディングに挑戦することを決めました。
 クラウドファンディングは、2025年4月26日9時から「CAMPRIRE」でスタート予定。FJPは他にも、YouTubeチャンネル「FJP [藤岡プール]」でも情報を発信しています。
●FJPへの反響
 10人の思いが詰まった動画には「素晴らしいです」「覚悟がないとできない」「尊敬します!!」という声の他、「カッコいいです。素敵な活動、応援します! 頑張って下さい!」「地元なので、応援したいです!」というエールも届いていました。
動画提供:FJPさん

ねとらぼ

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