ルイ・ヴィトンの如く、東十条のあのローカル超老舗焼き鳥店が、今、聖地「銀座」にインターナショナルに革新する⁉

2024年4月28日(日)21時36分 ソトコト


焼き鳥、餃子、おでん屋、お寿司屋、焼肉、居酒屋etc. その地域にずっと長く根ざして愛され続けている老舗ローカルグルメ店は、各地域に存在しています。そんなローカルグルメ店のファンは地元の人だけでなく、わざわざ遠くから足を運ぶお客さんも多く、行列をなしています。美味しくて、活況もあって、お値段も手ごろ……最近では、ネットや口コミで外国人観光客も目ざとくローカルグルメを見つけて多く訪れます。


今、観光立国NIPPON、観光都市TOKYOとして、インバウンド需要は増え続けています。さらに円安の影響でインバウンド需要はさらに活性化。反対に、日本人の海外旅行需要はこれから控えめにならざる得ない予想もされています。そんな昨今、ネットの普及もあり、単なる観光でなく、かなりマニアックにローカル探訪する人々が増えています。食もファッションもローカルを極めればインターナショナルに行き着く……ローカルブランドがナショナルブランドへと革新する…そんな事例を今回、食レポします。


東京は東十条に昔から長く愛され続けてきた超老舗焼き鳥店があります。地域に根ざしたローカルグルメ店ですが、地元の人だけでなく、遠くからファンがやってきて、列をなしている…ローカルグルメなのに全国区。そんなローカルグルメな焼き鳥店が今回、銀座へ出店すると聞いて、早速取材してきました。


東十条で77年。もつ焼きと焼き鳥の老舗「新潟屋」


東十条の駅からほど近い場所にたたずむ「新潟屋」は、この地で操業77年の超老舗。1947年に初代店主である五十嵐定吉が新潟より上京し、精肉店の片隅、6畳ほどのスペースで店を始めたのが、その起こりです。戦後間もない中にオープンした新潟屋は、すぐに近所で話題となりました。


焼き物の仕込みの様子。

大きな寸胴で煮込まれる、もつ煮。

新潟産のものを中心に、厳選した肉と野菜から作られ、秘伝のタレとこだわりの火入れで仕上げられた新潟屋の焼き鳥や料理を口にしたお客さんたちは、みな異口同音に「懐かしい」と言います。それは、素朴ながら丁寧な仕事が施された味はもちろんですが、ワイワイ賑やかな店内や地元のお客さん、遠くから訪れたお客さん、働いている店員さんなど、さまざまな要素といろんな人が複合して、「懐かしい」という感想が紡がれるのでしょう。集まった食材と人が醸す空気、まさにローカルグルメならではの魅力です。


東十条の地で愛され、ローカルを極めた老舗、新潟屋。このお店が今、新天地「銀座」において、さらなる革新を遂げようとしています。



世界を代表する、日本の食の聖地で、ローカルブランドからナショナルブランドへ


今回、新潟屋が新たに店を出す地域は東京「銀座」。銀座は言わずと知れた、国内だけでなく世界中から訪れる食とファッションの聖地です。言うまでもなくブティックと飲食店の激戦区で、日本人に限らず外国人観光客も多く見られます。新潟屋は、この地を新たなインターナショナルブランド生誕の場所に選びました。その理由には「食を、もっと突きつめたい。こだわりたい」という想いがあるのだそうです。


東十条の新潟屋は、食べて飲んで2000〜3000円のお店です。お客さんは店内のメニューを見ながら、めいめいに好きなものを頼みます。対して、銀座ではコースを振る舞います。それは、その日の一番の美味いものを出したいから。「これが今日の新潟屋の味です!」と言って、その日の最高の品々をお客さんに提供したいからだそうです。この日のために日本全国からわざわざ銀座にやって来たお客さん、遠く飛行機に乗って世界各国から日本に訪れてくれたお客さんだからこそ、食べたいものだけを頼むのではなく、一期一会の如く「今日、食べてもらいたい最高」を提供したいと…。これぞ、ローカルブランドからインターナショナルブランドへの孵化と言えましょう!



ルイ・ヴィトン然り、老舗ブランドがブランドたる所以は、伝統と革新


では、ローカルで長年愛され続けた看板メニュー「もつ煮」と焼き鳥が、今回、銀座でどうインターナショナル化しているのか? これは実際に訪れて、食べて、目にして体験してみては?  秘伝のタレと火入れによって築かれてきた「焼き鳥」が、ローカルグルメの雄「新潟屋」の伝統の味が、銀座の地でどのように革新しているのか? ファッション然りグルメ然り老舗ブランドがいつまでも支持されブランドたる所以は、伝統を守りながら常に革新しているから。かのルイ・ヴィトン然り、サンローラン然り、フランスでも英国でもイタリアでも日本でも、ローカルブランドこそインターナショナルブランドたる理由が、いわば「伝統と革新」です。


「新潟屋」の伝統の味が、どう銀座の地で革新しているか…興味津々、見てみたい!


【お店情報】
新潟屋(銀座)
電話:050-5593-4007
東京都中央区銀座7-10-8第五太陽ビル 301
11時30分〜14時、17時〜23時
無休
※今回この記事の取材で、お店側からオープニングキャンペーンとして、期間限定でグラスシャンパン1杯サービスをしていただけるとのこと。ぜひコースを頼む際にお伝えください。
●銀座 yaki 新潟屋【麒麟】コース 1万2000円(税込)
→今ならオープン記念割引として9800円(税込)※別途サービス料10%
座付 本日のスープ
壱の串 霜降り牛タン串
前菜 京紅地鶏棒寿司 奈良漬 いくら
弐の串 京紅地鶏もも串 他二種
名物 牛もつ煮込み
参の串 地鶏抱き身串 他一種
冷菜 根菜と鶏のSALADA
肆の串 本店直伝 カシラ串 他一種 
口直し 新潟屋 糠漬け
食事 自家製つくね丼
甘味 季節のデザート(仕入れにより食材は変更になる場合有り)
●銀座 yaki 新潟屋【鳳凰】course コース 1万6000円(税込)
→今ならオープン記念割引として1万2000円(税込)※別途サービス料10%
座付 本日のスープ
壱の串 霜降り牛タン串
前菜 京紅地鶏棒寿司 奈良漬 いくら
弐の串 A5黒毛和牛フィレ串 他二種
名物 牛もつ煮込み
参の串 本店直伝カシラ串 他二種
冷菜 鶏とハーブのSALADA
肆の串 自家製月見つくね串 他二種
口直し 新潟屋 糠漬け
食事 フォアグラ・キャビア丼
甘味 季節のデザート(仕入れにより食材は変更になる場合有り)


新潟屋(東十条)
03-3914-6630
東京都北区東十条2-14-18
16時〜21時
日曜・祝日定休

ソトコト

「ローカル」をもっと詳しく

「ローカル」のニュース

「ローカル」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ