1回たった1分?片付けを習慣化することがもたらす大きなメリットとは。さらに効果を上げるための<ゴールデンタイム><モチベーションアップ術>を整理収納アドバイザーが伝授

2025年4月29日(火)12時30分 婦人公論.jp


(写真はイメージ。写真提供:Photo AC)

「今まで片づけようとしたけれど、うまくいかなかった」という経験がある人は多いはず。そのような人たちに向けて、小さな所から片づけて、完璧を目指さず、心地いい空間を目指す「スモールフィット片づけ」を提案するのは、整理収納アドバイザーの阿部静子さん。今回は阿部さんの著書『人生がきらめく スモールフィット片づけ〜ペン1本から始める部屋と心が整う習慣〜』から一部を抜粋しお届けします。

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「1回たった1分」だから、やる気になって習慣化できる!


現代人は忙しく時間がありません。疲れて帰ってきてヘトヘト。そこから片づけはかなり厳しいものがあります。でも1回1分だったらやる気になりませんか。「今日こそは片づけしなきゃ」でもなければ、「よしやるぞ!」と気合を入れなくてもいいのです。

また、「休みの日にまとめて片づけ」だと「時間をつくる」わけですが、たった1分なら隙間時間にできます。時間も無駄に使いません。

1分なら片づけが習慣になり、大変でなく続けられます。

小さな所でも片づけば気持ちいい。また片づけたいという気持ちになるのです。「今日はどこを片づけよう」と楽しみになるはずです。

片づけにおすすめの「ゴールデンタイム」


1分なのでいつでもすぐ片づけられますが、その中でも私が気づいた、片づけにおすすめの「ゴールデンタイム」があります。

・外出する前
・夕食の支度の前
・入浴の前
・おやつを食べる前

「何かをやる前」が効果的です。外出が午前11時だとしたら「その前に終わらせよう」と、時間がないときのほうがやる気になるものです。

また、夕食の支度の前に1分片づけようと思うと、ワンクッションとなりやる気になります。たくさん時間があると思うと、まだまだ大丈夫とやる気が起きなかったりするものです。


『人生がきらめく スモールフィット片づけ〜ペン1本から始める部屋と心が整う習慣〜』(著:阿部静子/アルソス)

1分片づけをすると区切りとなり、生活のリズムが生まれます。毎日の暮らしに張りが生まれるのです。

それから、片づけをしたらおやつをご褒美にしたり、おやつが食べたくなったら、まず片づけをしてからとお預けにします。私はよくやりますが、結構やる気になりますよ(笑)。

片づけの「モチベーションアップ術」


また、効果的に楽しく行うための「モチベーションアップ術」をご紹介しましょう。

特に「理想の暮らしを思い描く」ことが効果的です。

「お花が映えるような部屋にしたい」

「物置部屋を片づけ、趣味の絵を描くアトリエにしたい」

「ヨガマットを敷けるくらい床を片づけたい」

など、理想に向かって楽しくモチベーションを保ち、片づけられます。

「片づけ仲間をつくる」のもおすすめ


また、「人を呼べる部屋にしたい」ということが理想なら、*日に人を呼ぶと決めてしまいましょう。私自身かなりやる気になります。1回だけでなく定期的に招くとなお効果的です。

それから、「片づけ仲間をつくる」のもおすすめです。ここを片づけた、あそこを片づけた、などお互いに報告会をすれば刺激になります。一緒に頑張っている人がいるとモチベーションが続きますよね。

あなたの今日の気分で場所をチョイスし、1分片づけを習慣化しましょう。

※本稿は、『人生がきらめく スモールフィット片づけ〜ペン1本から始める部屋と心が整う習慣〜』(アルソス)の一部を再編集したものです。

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