万博の目玉『空飛ぶクルマ』が“事故”!吉村知事は再開期待も疑問噴出「ただのドローンじゃん」

2025年4月29日(火)9時0分 週刊女性PRIME

大阪・関西万博推進本部長も務める吉村洋文大阪府知事



 4月26日、大阪・関西万博でデモンストレーション飛行をしていた『空飛ぶクルマ』に事故が起こった。

「機体の一部が破損したとのことです。ひとりの操縦士がデモ飛行中に事故が発生したのですが、その後、機体は無事に着陸。幸いなことに、操縦士を含めて、怪我人はいなかったそうです」(全国紙社会部記者、以下同)

運航再開に期待を示す吉村知事

 破損した部品は、機体の上部に付いている18個のプロペラモーターのうちのひとつなどだった。

「地上10メートル付近で部品が破損し、壊れた部品は真下に落下したとのことです。デモ飛行は来場者が入れないエリアで行われていたので、巻き込まれる人はいませんでしたが、万博の“目玉”とされていた『空飛ぶクルマ』に早くも問題が発生してしまいました。当然のことながら、事故翌日の運航は中止になり、現在も運休中。今後の運航予定については、まだ明らかになっていません」

 事故発生から2日後、このトラブルに関し、大阪府の吉村洋文知事が言及し、

「『空飛ぶクルマ』を楽しみにされてる方も多くいらっしゃると思います。原因の究明とそれから安全対策、それをしっかり明らかにした上で、また運行が再開されるということを期待をしています」

 などと話した。再開に期待する吉村知事の一方で、ネット上では

《まだ実用化にはほど遠いね》

《1名とはいえ操縦士が乗っており、最悪の場合は墜落して死亡事故に繋がっていたかもしれない。もしそうなっていれば、とんでもなくマイナスなニュースを世界に発信していた訳で。事態の深刻さを知事は理解できているのだろうか》

《私は空飛ぶ車は現実的ではないと昔から思っています。そしてその理由の一つがこの部品落下です。もし何十万台も空を飛ぶ様な事になれば、絶対に事故も起きる》

 など、厳しい意見が上がる中、

《どこをどう見てもドローン型ヘリコプターだよ》

《なんかコレを「車」と言えるのかいまだに疑問》

《こんなんただのヘリコプターまたはドローン》

 と、『空飛ぶクルマ』と呼称していることに、疑問を感じる人も散見された。

「やはり国民がイメージする『空飛ぶクルマ』とのギャップはあるでしょうね。“ドローン”と指摘する人が多いように思います。来場者によって、事故発生当時の動画がSNS上にアップされましたが、その動画にもそうした指摘が多数上がっていました。

 今回の事故で怪我人がいなかったことに安堵はしますが、今回はたまたま怪我人が出なかっただけと捉えるべきです。今後のデモ飛行については慎重に検討しなければ、取り返しのつかない事故につながる可能性もあるでしょうね」(前出・全国紙社会部記者)

 前出の全国紙社会部の記者は、大阪府が『空飛ぶクルマ』に6億円以上の予算を計上していることを踏まえて、

「もちろん開発者側の尽力は称賛するべきです。しかし、莫大な予算を計上していることは事実。結局、“『空飛ぶクルマ』は水の泡でした”では、国民も納得しないのではないでしょうか」

 万博の“目玉”ともいえる『空飛ぶクルマ』。起きてしまったことは仕方ないが、再開に向けて十分な準備と安全の確保を徹底してもらいたい。

週刊女性PRIME

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