"ゆるい"会社に勤めている人 「鳴らない電話番しか仕事がない」「10時と3時にお茶の時間がある」
2018年5月1日(火)7時0分 キャリコネニュース
法外な時間外労働やパワハラが常態化する「ブラック企業」が社会問題となっている昨今だが、中には"ゆるい"会社でマイペースに仕事をしている社会人もいるようだ。
4月11日、ガールズちゃんねるに「ゆる〜い会社にお勤めの方いますか?」というトピックが立てられた。トピ主自身も"ゆるい"会社に勤めているらしく、「今年、転職した会社がとてもゆるく、最初は戸惑いましたが今はのほほんとやらせていただいてます」「今日は鳴らない電話番しか仕事がない」とコメントしている。(文:城ヶ崎ゼウス)
定時を過ぎると「社長の奥さんがお弁当買いに走ってくれる」
トピック内には、「うらやましい」「どうやってそこ見つけたのか教えて(血涙)」といった声のほか、トピ主と同様に"ゆるい"会社で働いている人からもコメントが寄せられていた。
あるユーザーは、ほぼ毎日定時の30分前に仕事が終わり、「10時と3時にお茶の時間」がある会社に勤めているといい、定時を過ぎて会社に残っている時には、
「社長の奥さんがお弁当買いに走ってくれる」
という、心温まるエピソードを投稿していた。
また仕事さえきちんとしていればうるさいことを言われない会社で働いている人からの声もあった。
「経理ですが毎月の締めさえきちんとやっていれば何も言われないので 自分で予定組み立ててゆるくやってます」
「○日くらいまでに○○する〜っていうのがおおまかに決まってて(ていうか自分で決めてる)それに沿ってのんびりやってれば仕事は間に合うので サボりたい時はサボって翌日にちょっと頑張ったりしてる」
こうした「期日までに成果を出せればOK」という考え方は、欧米諸国では一般的になっているが、日本ではなかなか浸透していないのが現状だろう。
ゆるい会社を見つけるには「入ってみないと分からない」?
さらに、小さな子供を持つ人にとっては、ワーク・ライフ・バランスを考えた働き方ができることも重要になるようだ。
「子供が発熱して保育園から呼び出しあれば即行ける」
「子どものなんやかんやでも休みもらえます。時給もこの地区にしたらいい方です。ありがたやー!」
といった投稿に対しては、「私も結婚するまではスキルアップしたいとか思ってたけど、子供育ててる今、ゆっくりできて給料貰えて休んでも白い目で見られないなんて天国だよ」という共感の声も寄せられていた。
このような"ゆるい"会社で働きたいと所望する社会人は多いだろうが、トピック内に「ぶっちゃけ、会社の実態は入ってみないと分からないよね」というコメントがあったように、募集要項や面接時の様子から会社の労働環境を把握するのは難しいものだろう。
もちろん、社員全員が怠けているようでは会社が成り立たなくなってしまうが、ひとりひとりが自分に合った働き方を選択できる、適度に"ゆるい"労働環境が当たり前になることを期待したいものだ。