【マンション購入】金利上昇懸念の中でも「変動金利」を選ぶ人の割合は?
2025年5月1日(木)16時52分 マイナビニュース
スタイルアクトは5月1日、「第69回マンション購入に対する意識調査」の結果を発表した。調査は2025年4月1日〜9日、同社が運営する「住まいサーフィン」の登録会員32万人のうち、 直近3か月間に新築マンションの販売センターに行った経験がある236名を対象にインターネットで行われた。
○変動金利を77.1%が選択
マンション購入を検討している人を対象に、住宅ローンの金利タイプに関する調査を行ったところ、77.1%が変動金利を選択予定であることがわかった。依然として、変動金利を選ぶ人が大多数を占めている。
○今後の変動金利上昇を懸念する声は96.2%
一方で、変動金利の今後の動向に関する見通しについても調査を実施したところ、「今後、変動金利は上昇すると思うか」という設問に対し、96.2%が「少なくとも0.1%以上は上がると思う」と回答した。将来的な金利上昇リスクに対する警戒感が高まっている様子がうかがえる。
実際、2024年3月19日、日本銀行は長年続けてきた大規模な金融緩和政策の解除を発表し、政策金利を0〜0.1%程度に誘導する方針を示した。さらに、同年7月および2025年1月にも段階的な追加利上げが実施され、金融引き締めの姿勢が一段と明確になっている。こうした日銀の動きを受けて、市場全体でも金利上昇への警戒感が一層強まっている。
○金利の上昇により、27.1%の購入意欲がやや低下
「マイナス金利解除が購入意欲に与える影響」に関する調査では、「購入意欲が低下した」「やや購入意欲が低下した」と回答した人が全体で27.1%、特に東京23区を検討している人でみると、30.6%が同様の回答をしている。金利の上昇が住宅購入に対して心理的なハードルとなっていることが浮き彫りになった。