令和になって、結婚・家族の形はこれからどうなる?

5月3日(金)20時45分 All About

最近、事実婚を選択するカップルの話をよく聞く。予測にすぎないが、令和時代における結婚の形態はますます幅が広がっていくのではないだろうか。

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令和の結婚、どう変わるの?

最近、事実婚を選択するカップルの話をよく聞く。予測にすぎないが、令和時代における結婚の形態はますます幅が広がっていくのではないだろうか。

パートナーシップ制度を異性間にも

なぜ事実婚を選択するのかといえば、いちばん多いのは別姓を選べないから。長い期間、議論されている問題だが、いまだに日本では別姓を選択できない。そして9割以上が結婚すると男性の姓を名乗ることになる。

男性の中には、「結婚したら女性が男の姓を名乗るもの」だと思い込んでいる人もいる。また、改姓における事務的な煩雑さを嫌ったり戸籍制度への不信感があったりもする。

「姓が同じでなければ家族としての絆を感じられない」

そういう意見もあるが、あくまでも「選択制」の別姓である。社会的なシステムは選択肢が多いほうがいいに決まっている。生きづらさを減らすためにも。

現在、事実婚は住民票に「妻(未届)」などと記載するか、もしくは公証役場で「事実婚である」ことを証明する公正証書を作ることで、保険や医療にまつわる(手術時の同意書など)諸問題をなんとかクリアしている状況だ。

同性間のパートナーシップ制度を取り入れる自治体も増えてきた。千葉市が唯一、この4月からこれを異性間にも採用した。

誰にとっても平等なパートナーシップ制度を

これからの時代は、誰にとっても生きやすいシステムを作ることが重要だ。同性婚も、籍を同じにしない異性婚も、籍を同じにする結婚も同列に扱うことが人に優しい社会の具現化ではないだろうか。

そしてできればこのパートナーシップ制度に、もう少し法的拘束力をもたせてほしい。

実際、事実婚を続けているアユミさん(42歳)はこう言う。

「別姓を選択できるなら、籍をひとつにしてもいいかなと思っています。うちは13歳と10歳の子がいて、私の姓になっていますが、うちは事実婚ですと表明しているので、別にそのことで他人からとやかくは言われない。でもなんとなく、『あのうち、変わってるわよね』というママ友がかつていたことも事実ですね。パートナーシップ制度も含めて、もっといろいろな選択肢があればいいのにといつも思っています」

戦後、民法は変わって、それ以前の「家制度」から「婚姻は両性の合意のみに基づく」ものへと変わった。それなのに、いまだにあたかも男性の家の戸籍に女性が入れてもらうかのような「入籍」という言葉がまかり通っている。

現在は、男女それぞれが親の戸籍から抜けて新しい戸籍を作ることになっているので、「入籍」という言葉は正しくない。あえて言うなら「作籍」だろう。まだまだ「家制度」の残存が垣間見える。

そして今、籍や姓の問題だけではなく、結婚の形もさまざまだ。別居婚、週末婚などを選択するカップルも多い。だからこそ、結婚の本質そのものから見直す時期にきているのではないだろうか。
(文:亀山 早苗(恋愛ガイド))

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