若手が育たない職場の特徴「失敗を許さず、次に生かさない」「上の管理意識が強すぎて、受動的になってしまっている」

5月6日(月)7時0分 キャリコネニュース

若手が育たない職場の体質

「せっかく新人が入ってきたのに、育つ前に辞めていく」——早く若手が「即戦力」となってくれることを祈るが、その前に離職してしまうという声も少なくはなく、若手が育たず悩んでいる企業も多い。

実際、若手が育たない職場の体質にはどのような特徴があるのだろうか。企業口コミサイト「キャリコネ」に寄せられた口コミを見てみよう。

「上司は上司同士で守る。部下の意見は聞くだけで、動いてくれない」

「一族経営であり、完全なるトップダウン。失敗を恐れず挑戦していいとは言うが、何か大きなミスが出ると原因部門の所属長を降格のうえ全く別の部門に飛ばしたり、人員が抜けた部門の補填にお金をかけることを渋る傾向がある。人材を大事にしてるとは思いにくい。結果的に失敗を次にいかせないし、下の人間も育たない」(制作ディレクター、20代後半、女性、正社員、年収400万円)

「上司は上司同士で守る傾向があり、部下の意見は聞くだけで、動いてくれないことが多々ある。上司のことを悪く言うと、さらに上司から呼ばれて『上手くやってくれ』と頼まれる始末。そう行った部分を改善しなければ、下が育たないと思う」(医療福祉関連、30代前半、男性、正社員、年収345万円)

若手の教育がうまくいかないのには、企業の体質に原因があると考える人が少なくはない。「失敗の責任だけ追及し次にいかそうとしない」「上司同士でかばい合い部下のために動かない」など"人を育てる"という意識に欠けているといったものや、「人材補填にお金をかけない」という企業の口コミが目立った。

ミスを犯したとしても、再チャレンジや改善を行える職場と、失敗を恐れて何も挑戦しなくなる職場では今後の成果も変わってくる。後者の職場では若手や新人の意欲も下がってしまう。企業や部署の体質は若手の成長に大きな影響を与えるため、会社全体で人材育成に取り組める環境を作っていく必要がある。

「言われたことだけやっておけばいい。優秀な人材は育たず、出来る人は離職する」

「40代の中間層が少なく若手とベテランの技術の差が著しくある。教育する人員の余裕もないため若手が育たないまま退職してしまう。若手は自分でわからない点は聞き、自分でも勉強しないと成長しない環境だと思う」(経理、20代後半、男性、正社員、年収500万円)

「研修と呼べる研修もなく、ひたすら上司の背中を見て育てる環境です。その環境の中で育つ人は若い時から役職を与え、育たない人は辞めて行くという現状があります」(代理店営業、10代後半、男性、正社員、年収350万円)

若手が育たないのには、人手不足もあるようだ。若手を教育できる人員がいない、教える余裕もないという口コミも寄せられた。このような職場に入った場合、若手自ら「見て学ぶ」「真似る」ことをしなければ、ついて行くことは難しいだろう。

一方、「上の管理意識が強すぎて、現場や下の人間に自主性が育たない」という声も寄せられた。

「能動的に動けない結果、言われたことだけやっておけばいいというモチベーションになってしまっている。優秀な人材は育たないし、仕事のできる人は辞めていき、組織力が弱く将来性を感じない。『指示してくれたらやります』と発言する人や、平気で年下社員に頼り続けるベテランが常駐しており驚いた」(DTPオペレーター、20代後半、男性、正社員、年収300万円)

このような職場では若手は「指示を待つだけ」になりがちだ。若手のうちは言われたことだけをやり続けていても何とかなってしまう場合がある。しかしこのままだと、自ら考え提案することも、緊急事態の際に自らの判断で行動することもできない「即戦力」と対極の存在となるだろう。

企業側は若手を成長させ、発展につなげるためにも、会社全体で「人材を育てる」意識が必要となる。人材育成のノウハウや具体的な方法を全体で共有し、誰もが実践できるように仕組み化していく必要がある。


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