ブラック企業で働く女性たち「始発で出勤しお昼休みは当然取れず、時給にすると最低賃金以下」
2022年5月2日(月)23時4分 キャリコネニュース
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ブラック企業に悩まされる人からの嘆きが止まらない。今回はキャリコネニュースに寄せられた、女性読者たちの悲痛なブラック企業体験談を紹介する。(文:コティマム)
※キャリコネニュースではブラック企業体験談を募集しています。回答はこちらから。https://questant.jp/q/HQI6E1OV
「残業をつけると次の更新が……」と脅される
東京都の60代女性は、調理師として一人で仕事をしているという。
「会社は残業を認めず、年齢的に1年契約の時給契約ですが、『残業時間をつけるなら次の更新が無くなるかも……』と脅してきます」
一人で調理の仕事をこなさなければいけない女性。仕事量が多く残業が増える場合もあるはずだが、契約更新を考え強く主張できない辛い立場に追い込まれている。
事務・管理職で「全社の管理」を担っていたという女性(千葉県/50代前半)は、長時間労働に不満を抱く。
「残業は一切認められず、全社の管理を任されていたので、土曜出勤は当たり前。繁忙期は日曜日も出勤。始発で出勤しお昼休みは当然取れず、時給で計算したら月給18万円の平の事務以下、最低賃金も切っていました」
仕事量が賃金に反映されないと、働いている意味もわからなくなってくるだろう。
「管理職は豪遊。一般中途社員は低賃金でこき使われる日々」
同じく事務・管理職の大阪府の40代女性も、「早出・サービス残業は当たり前」だという。
「9時から17時が勤務ですが、"残業になる前提"で案件を当然のように渡される。時短勤務者の代理対応を毎日気が狂うほど手伝わされるが手当無し。管理職はタバコ休憩ばかりで、一般従業員より出社時間は遅く、帰社時間も早い」
管理職は「管理職手当」を支給されているが、「管理せずに放棄し、部下の責任にすり替える」というからタチが悪い。
さらに女性は、「管理職たちは会社の金で北新地等の飲み屋街を豪遊。一般中途社員は給料上がらず、低賃金でこき使われる日々………」と、待遇の差に苛立ちをあわらにしていた。