滋賀県東近江市に集まった「ももクロ」ファンのマナーの良さが素晴らしかった!
2018年5月7日(月)6時0分 Jタウンネット
[ちちんぷいぷい—毎日放送] 2018年4月23日放送の「これどうなん?ニュース10」のコーナーで、滋賀県東近江市で開催された「ももいろクローバーZ」のコンサートについて紹介していました。
最寄りは「無人駅」混乱が予想されるも...
2日間で3万人動員。人口およそ11万人の滋賀県東近江市で、「ももいろクローバーZ」のコンサートが開催されました。
今回、開催地を全国の自治体から公募し、およそ30の中から滋賀県東近江市に決まりました。しかし、期待に沸く一方で、コンサート会場の最寄り駅は1時間に1〜2本のダイヤしかない近江鉄道大学前駅で、びわこ学院大学に隣接する無人駅です。
こちらは、単線片面ホームの無人駅で平日は二両編成の電車が上下線で1時間に1〜2本と少なく、コンサート開催前から主催者側が近江鉄道の利用は控えてほしいと呼びかけていました。
しかし、2日間でおよそ3万人のファンが来場するため、大勢の「モノノフ」たちがスムーズに会場へ行くことができるよう、駅側も対策を考えました。
本来は無人の駅に2日間最大10人のスタッフを配置し、普段は乗車してから車掌に払う料金を駅で支払えるようにしました。また、混雑を見込んで簡易トイレを設置し、さらに特別ダイヤを組んで上下線18本も増やしました。
開園前は来場時間にばらつきがあるため、それほど混雑ではありませんでしたが、終演後は1万5000人以上の観客が一気に家路につきます。
大学前駅では混乱を避けるため、スタッフを総動員し、乗客を狭い構内には入れずに、手前で並んでもらい、電車が到着してから車内に誘導しました。一番のピークはおよそ300人でしたが、近江鉄道スタッフの的確な誘導で待っているお客さん300人全員を二両の電車に見事に誘導しました。無人駅を有人駅にしたことで、心配していた混乱は全くありませんでした。
近江鉄道によりますと、どれほどの人が利用するのか予想がつかず不安だったものの、終わってみれば大きな混乱はなく、ファンの方々のマナーが良かったのが一番の理由だと思いますとのことでした。
日本全国から滋賀県東近江市に集まった、ももいろクローバーZのファンのみなさんの人柄の良さがとてもよく伝わってきました。(ライター:Nana.)