仮眠の理想は“15分”…眠気と疲れを感じやすい「長距離ドライブ」の注意点を専門家が解説
2025年5月10日(土)6時0分 TOKYO FM+

※写真はイメージです
長時間の運転は心身への負担が大きく、集中力や判断力の低下を引き起こす要因となり、一瞬の油断が大きな事故を招いてしまうケースも少なくありません。今回は、長距離ドライブ中の注意点と対策を紹介します。
◆出発前に必ず車の点検を
長距離ドライブ中に車の調子が悪くなった、故障してしまったなどのトラブルがあると、せっかくの計画が台無しになります。タイヤ、バッテリー、エンジンなどの不具合を防ぐためにも、出発前には必ず点検をおこないましょう。「自分でできなければ、カーディーラーやガソリンスタンドでチェックしてもらえます。特にタイヤトラブルは多いので、空気圧のチェックも忘れずに」と菰田さん。
また、走行時も含めてチェックしておかなければいけないのは燃料系です。「最近の車は、高速道路を一定のスピードで走っていれば燃費もいいですが、スピードが速いぶん走行距離が延びて燃料の減りも早くなることから、順調に走っているときこそ気をつけたほうが良いケースもあります」と呼びかけます。
◆渋滞時にも便利な機能
高速道路が渋滞していたとき、目的地まで急ぐあまり頻繁に車線変更する車を見かけることがありますが、実は普通に走行している車とたいしてスピードは変わらず、到着時間が大幅に早まることも期待できません。むしろ、意外と左車線の流れがいいケースもあります。
さらに菰田さんは「休憩するタイミングを走行した距離で考えていると、渋滞があった場合に予定が崩れますから、時間で計算したほうが良いでしょう。2時間ほど運転したら15分以上の休憩を取ると疲れが少なくなります。目的地に早く着くことよりも、疲れずに着くことを優先しましょう」とアドバイスを送ります。
車に搭載されているなら、渋滞時はACC(アダプティブクルーズコントロール)を使いましょう。ACCは車間距離を一定に保ちつつ、定速走行を車が自動でおこなう装置であり、活用することで体の負担が軽減されます。
渋滞中はノロノロ運転となるため、注意が散漫になったり、イライラしがちです。事故を起こさないように自分をコントロールして、冷静に車を走行させましょう。一方、渋滞の最後尾の車に追突するケースがあります。車間距離は前の車と“2秒”の間隔を空けるようにしてください。
◆眠気を強く感じたら仮眠を取ろう
同乗者の方は、ドライバーを気遣ってあげてください。長距離運転から眠気を感じていたり、疲れていたりするかもしれません。優しさが事故防止につながることもあります。
また、眠気を感じたら、ガムを噛んだり、冷たい飲み物を飲んだり、お煎餅など硬めの物を食べたりして、刺激を与えることも1つの手です。FMラジオで各地のローカル放送を聴いてドライブを楽しむのも効果的ですし、天気予報や交通情報などをリアルタイムで把握することもできます。
それでも、眠気を強く感じたら短い仮眠を取ってください。時間は15分が理想で、最大でも20分に抑えましょう。20分以上寝ると、本格的に眠くなってしまいます。「パーキングエリアやサービスエリアに入ったら、すぐにリクライニングを倒して寝てください。起きたらトイレまで歩いて、冷たい水で顔を洗い(軽く体を動かすなど)運動しながら車に戻れば完璧です」と菰田さん。
長距離ドライブは、自覚がなかったとしても、思っている以上に疲れが蓄積しています。適度な休憩を挟みながら安全運転を心掛けてください。
<番組概要>
番組名:JA共済 presents なるほど!交通安全
放送日時:毎週金曜 7:20〜7:27
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/koutsu/
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