まさか波でこんな場所まで? 堤防の上に「消波ブロック」がポツンと佇む理由にビックリ
2023年5月11日(木)18時0分 Jタウンネット
護岸や堤防などに行くと見かける消波ブロック。
堤防に重なって並んでいたり、海の中に沈んでいたりすることが多いが、時にはこんな場所にも......。
こちらは、北海道在住のツイッターユーザー・ニャンペイ(@MADILLakakouhei)さんが2023年5月7日に
「波の力で打ち上がったそうです」
というつぶやきを添えて投稿した写真。堤防の上に消波ブロックが転がっている。
本当に波の力で打ち上げられたのだろうか? だとしたら、とんでもない大波だったに違いないが......。
なんだかゾッとする光景に、ツイッター上ではこんな声が寄せられている。
「なんか芸術的ですね」
「RPGでこの先は進めないよ!ってなってるやつじゃん」
「なにそれこわい...」
Jタウンネット記者は9日、写真の場所についてニャンペイさんに話を聞いた。
正体は...
ニャンペイさんが話題のブロックを見つけたのは北海道小樽市を流れる星置川河口にある導流堤だ。2023年5月初旬、釣りをしようと同地を訪問した際に見つけたという。
「なんじゃこりゃとインターネットで調べたら、複数のブログで波の力で打ち上がったという記載を見たのでツイートしました。
ただ、フジツボがついていなかったり地面が綺麗なので、車止めとして意図的に置かれたものの可能性もあるかと思います」(ニャンペイさん)
果たしてこのブロックは、波で打ち上げられたものなのか、それとも人為的に置かれたものなのか。
Jタウンネット記者が10日、北海道の後志(しりべし)総合振興局 小樽建設管理部の担当者に確認すると、その謎が明らかとなった。
「昭和末期〜平成の初めごろに、車止めとして設置されたものです」
そう、投稿者であるニャンペイさんの推測は見事的中。さすがに波の力だけでここまで打ち上げられたわけではなかったのだ。あ〜、ビックリした!