【1食40円】いくらなんでも安すぎるだろっていう「トライアルの袋ラーメン」を食べてみた正直な感想
2025年5月11日(日)14時0分 ロケットニュース24
実際の株式取得は7月1日を予定。今後どうなるか注目されているのはご存知の通りだが、トライアルにはプライベートブランド(PB)もあるからそのあたりも積極的に取り入れたりするのだろうか。例えば……
・製造所に注目
今回お伝えする袋ラーメンとか。安さがウリのトライアルとあって、値段は5食で199円と激安。同じ店舗でハウス食品のうまかっちゃんが5食で399円で売られていたことを考えると、時代に逆行しているかのようである。
それでいながら、購入した店舗で売られていたラーメンは4種類と豊富。とんこつ、醤油、味噌、塩とメインどころをしっかり押さえていたから気合を入れて作っているのがうかがえる。
そして興味深かったのが製造所。安い商品は同じところに大量委託しているイメージが勝手にあるが、パッケージを注意深く見てみると……
なんと醤油、味噌、塩が愛知の寿がきや(製造は三重のつばめ食品)が販売しているのに対し……
とんこつだけはトライアルカンパニー販売で、製造は茨城の「麺のスナオシ」だったのだ。てっきり全部同じだと予想していただけにこれは意外……!
ちなみにとんこつのパッケージにだけ「本品製造工場では、そばを含む製品を製造しています」と書かれていた。何かしら麺に影響があるのだろうか。
・とんこつラーメン
さて、それではさっそくラーメンの味を確かめていこう。まずは製造元が1つだけ違った とんこつ から!
とんこつのコレだけトライアルカンパニー販売ってあたりが本社のある福岡のプライドを感じるが、さすがに1袋40円と値段を考えたら「まぁ……(察し)」という展開になっても不思議じゃない。
入り混じる期待と不安。まずは一口食べてみたところ……
第一印象としてはお値段以上である。というのも、スープがなかなかよきでアッサリしつつも適度に塩分があって高評価。
薬味が少ないのでシンプルながら、ゴマが入っていて予算内で美味しくしようという気持ちが見えた。気になった点としては麺がツルツルしていて、表面がヌメッとしていたところ。
これは製造所が影響しているのか、それとも卵が使われていないからか分からなかったが、この食感が気になる人は気になるかもしれない。
・他のラーメンはどう?
続いて味噌ラーメンを食べてみよう。「ポークの旨みと味噌の風味豊かな味わい」が特徴とのことだが……
少しばかり辛さがあるも、なかなかいいではないか。麺もとんこつとは違ってツルツルしておらず、別角度から攻めてきた印象だ。
味噌加減こそほんのりで強くはないが、40円だと考えるとハチャメチャに安い。これで文句なんて言えるはずがない。
・醤油ラーメンの味
続いては醤油ラーメン。もう結論から言ってしまうと、個人的にはこれがNO1だった。
塩っぱさはあるものの、おそらくスープに砂糖が入っているからだろう。まろやかさがあって食べやすく、麺もスルスル食べられた。
一言で表すなら喉が乾く味といえばいいだろうか。ついつい水を欲してしまう感じがまた美味しかった。
・塩
最後の塩ラーメンは「ごま&香辛野菜の旨みとスパイス香る豊かな味わい」とのこと。実際、見た目からゴマが目立っていたが……
塩っぱさ、そして辛味もなかなかある。それが塩ラーメンだろって言われたらまさしくそうなのだが、味にパンチ力を求める人は気に入りそうな感じがした。
他に比べたら塩っぱさがあるだけに好みは分かれそう。塩はあればあるだけいいなら、結構なストライクゾーンに入るかと思われる。
以上がトライアルのラーメンを食べた正直な感想だ。それにしても、1袋40円はいくらなんでも安すぎる。その秘訣はどこに……と思ったら公式HPで以下のように書いてあった。
「安くておいしい味を作れるメーカーと組む」
「大量生産で流通のコストも削減」
「シンプルなデザインで印刷代をカット」
──とのことで企業努力の賜物だったようだ。いずれにしても40円はぶっちぎって安すぎる。この物価高の今、家計の助けになるところも多いだろう。
そうそう、ソース焼きそばも5食入りで199円。同じく激安で売られていたから焼きそば好きはチェックすべし!
参考リンク:トライアル
執筆:原田たかし
Photo:RocketNews24.
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