世界中に1枚だけの「限定品」 透け透け「スケルトンSuica」がかっこよすぎ

2023年5月12日(金)18時30分 Jタウンネット

世界にたった1枚しかない、特別な「Suica」がツイッター上で話題になっている。

Suicaといえば銀色のカードにマスコットのペンギン、黄緑色のアクセントカラーのものが一般的だが......。

こちらは、ツイッターユーザーのBBコリー(@BitBlt_Korry)さん2023年5月2日に投稿した写真。

限定1枚しか発行されていないスケルトンSuica

というつぶやきの通り、透明で透けている。

「限定1枚」とのことでレア感があるが......このスケルトンSuica、一体ナニモノ?

Jタウンネット記者は12日、BBコリーさんに話を聞いた。

スケルトンSuicaはなぜ「発行」されたのか

結論から言えば、「スケルトンSuica」が限定1枚なのは「自作」だから。駅などで実際に使用することはできない。

投稿者・BBコリーさんは、ハンドクラフトの立体アートを作る活動をしており、2022年の春に新たな技法として「表裏面を透明化する技法」を開発しようと研究していたという。

スケルトンSuicaはその研究の一環として、透明転写フィルムとカードケースを使って作られたものであった。

「透明化の技法としては1か月ほど研究しました。手法としましてはまず、裏面、表面、回路部分をそれぞれイラストソフトで描き、紙に印刷します。次にそれを専用フィルムに貼り付けた後に重曹やクエン酸などを混ぜて作った液体に漬け込みます。すると紙部分だけが剥離し印刷部分がフィルムに転写されますので、そちらを重ね合わせて完成となります」(BBコリーさん)

フィルムを漬け込む工程で、液体の濃度や漬け込み時間によって仕上がりが変わるため、最適なパターンを探し出すのに苦労したというBBコリーさん。こだわりのポイントを聞いてみると...。

「実はオリジナルでイラストを作成しています。裏面のID番号でフェイク作品だということが分かるようになっております」

1か月かけて透明化の技法を完成させたBBコリーさん。次はどんな作品を生み出してくれるのだろうか。

Jタウンネット

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