高級ホテルシェフ、白身魚のソテーに「すっぱムーチョ」をまぶしてしまう 豚しゃぶやパスタ、ケーキにも...

2023年5月12日(金)17時0分 Jタウンネット

みなさん、「すっぱムーチョ」はお好きだろうか。

おやつにもおつまみにもぴったりな湖池屋のポテトチップス。ビネガーや梅といった味のバリエーションもあり、すっぱいもの好きにはたまらないお菓子だ。

Jタウンネット記者は、そんな「すっぱムーチョ」をラグジュアリーに楽しめるイベントが、高級ホテルのレストランで開催されているという衝撃的な情報を入手した。

高級ホテルのレストランで、すっぱムーチョを食べる......?

何だか全然、結びつかない。気になった記者は現地へ向かった。

やってきたのは新橋駅のすぐ近くにある第一ホテル東京。

レトロで華やかな内装にワクワク、そしてちょっぴりドキドキしてしまう。

こんな立派なホテルで、どんな風に「すっぱムーチョ」が出てくるというのだろう。

ずらりと並んだビュッフェの中に紛れ込む...

取材日の4月半ば、第一ホテルでは地下1階の世界バイキング「エトワール」、1階のロビーラウンジ、2階のカフェバー「トラックス」、21階の「ラウンジ21」の4か所ですっぱムーチョとのコラボメニューを提供していた。記者がまず訪れたのは、世界バイキング「エトワール」だ。

ローストビーフや海鮮丼に天心やケーキといった各国の料理がずらりと並ぶ中、ついに記者は「すっぱムーチョ」の文字を発見した。

「豚しゃぶすっぱムーチョサラダ」だ。もしかしてこのオシャレサラダの上にかかっているのが、すっぱムーチョ!?

ホテルのメニューに紛れ込むすっぱムーチョは、これだけではない。

スイーツコーナーにもすっぱムーチョを使ったケーキが置いてあったし、ライブキッチンで目の前で作ってもらえるパスタのトッピングとしても、3種類のすっぱムーチョが並んでいた。

そして、ホテルのディナーらしい高級感あふれる「サーモンのミキュイと白身魚のソテー」だって、「すっぱムーチョ」と共にあった。

まさか、ホテルのレストランで働くシェフが白身魚のソテーやサーモンのミキュイに「めちゃすっぱムーチョ すーっぱいビネガー」をあしらっている姿を見る日が来るとは思わなかった。目の前で起きていることなのに、まるで信じられない。脳がバグる光景である。

いざ実食!

さて、この日、エトワールのディナービュッフェで食べられる「すっぱムーチョコラボメニュー」は全て確保してきた。「すっぱムーチョコラボメニュー」だと知らなければ、すっぱムーチョが使われているとは思えない品々だ。

不安と期待が入り混じる中、いざ実食。

まずは、「サーモンのミキュイと白身魚のソテー すっぱムーチョとともに」から。仕上げ工程のインパクトが抜群だったメニューだが、食べてみると「お菓子」という感じは全くしない。半分ほど火が通ったやわらかいサーモンは、脂がのっていて、すっぱムーチョの酸味とベストマッチ。しっとりとした白身魚と、すっぱムーチョのザクザク食感の違いも楽しい。

よく考えてみたら、ポテトチップスはジャガイモの揚げ物である。料理に合わないわけがないのだ。完全に「ポテチはお菓子」という先入観にとらわれていた......。

すっぱムーチョは豚しゃぶサラダでもいいアクセントになっていて、もはやサラダのトッピングの定番にするべきなのではと思うほどよく馴染む。酸味の強いトマトソースの「すっぱネスカ」もすっぱムーチョの相性が抜群で、すっぱいもの好きにはたまらないパスタとなっていた。

食事はいいけど、スイーツは...?

だが、まだ一番の不安材料が残っている。

すっぱムーチョを使った「スイーツ」たちである。

すっぱムーチョ、こんな洋風なスイーツたちと仲良くできるのだろうか。正直、おそるおそる食べてみたのだが......こちらも、心配の必要はなかった。

すっぱムーチョたちは、ロールケーキの上に乗っていたり、ケーキの中のクランチ部分に混ぜ込まれたりしている。そこにすっぱムーチョがあるのは分かるし、食感も、味も、何ならジャガイモの風味もするのに、なぜかスイーツの邪魔をせず、またしても良いアクセントとなっているのだ。

すっぱムーチョコラボなだけあり、スイーツたち自身もほどよくすっぱいのがまたいい。すっぱいもの好きであれば大歓喜だ。エトワールの統括シェフによると、このスイーツ3種はコラボメニューの中でも特に苦労したメニューで、何度も試作を重ねて完成したものだそう。なるほど、だからこんなにも上手く融合していたのか......。

すっぱムーチョのコラボ以外のメニューも存分に楽しみ、ビュッフェを満喫した記者。

しかし、第一ホテル東京の「すっぱムーチョコラボ」は、この「エトワール」だけで行われているのではない。

すっぱムーチョと「オトナ」な時間

エレベーターで今度は2階へ。到着したのはカフェバー「トラックス」だ。

お酒がずらりと並んだバーカウンターで楽しめるのは、すっぱムーチョを使った「カクテル」だ。

日本酒をベースとし、シソやレモンで風味をつけた甘酸っぱいカクテルはとっても飲みやすかった。

飲み進めていくと、だんだん卵白の泡の中にすっぱムーチョが沈んできて、今度はそのすっぱくてしょっぱい味がやってくる。何だかお酒とおつまみを同時に食べているみたいで、新感覚だ。

夕暮れの街と、すぐそばを走る新幹線を眺めながらの優雅な時間。まさかすっぱムーチョとこんなに「オトナ」な時間が過ごせるとは思わなかった......。

また、ロビーラウンジ(1階)では「すっぱムーチョパフェ」を食べることができる。

バニラアイスやマスカルポーネクリーム、フランボワーズソースといったパフェの層の中で存在感を発揮するのが、白ワインビネガーのゼリー。その刺激的なすっぱさは、すっぱいもの好きのあなたのこともきっと、うならせることだろう。

第一ホテル東京とすっぱムーチョのコラボは、6月30日まで。食事からスイーツ、お酒に至るまでとにかくすっぱムーチョ尽くし、新たなすっぱムーチョの可能性に出会いたいという方はお見逃しなく。

Jタウンネット

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