「カレーライス物価指数」過去10年で最高値を記録

2025年5月12日(月)14時55分 マイナビニュース


帝国データバンクは5月9日、食卓への影響度を示す「カレーライス物価指数」調査の結果を発表した。
「カレーライス物価」とは、カレーライスを家庭で調理する際に必要な原材料や光熱費などの価格(全国平均)を基に算出し、食卓に与える物価高の影響を可視化したものである。
2024年度平均の「カレーライス物価」は、1食あたり「365円」となった。前年度(309円)を56円上回り、比較可能な2015年度以降で最高値を更新したという。同価格を基に算出した24年度平均の「カレーライス物価指数」(2020年度=100)は133.6で、前年度比18.4%上昇する結果に。
カレーライス物価を構成する費用の内訳をみると、最も高いのが全体の約5割を占める「カレー具材(肉・野菜)」で、206円(前年度190円、+16円)だった。猛暑による生育不良などを背景に、年間を通して平年より野菜価格が高騰したほか、輸入牛肉も円安による影響で高値が続き、過去10年ではじめて200円を超えたという。
2025年3月のカレーライス物価は、1食あたり「421円」となった。前月(407円)から+14円、1年前の24年3月(318円)からは+103円上昇し、12カ月連続で最高値を更新する結果に。
コメ価格の大幅な高騰で「ごはん(ライス)」が大幅に値上がりしたほか、少雨や低温などの影響でジャガイモやニンジンでも値上がりし、「カレー具材(肉・野菜)」が過去10年で初めて210円を超え、最高値を更新したことが影響した。また、25年3月の「カレーライス物価指数」は153.7となり、同指数としては初めて150を突破した。

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