重量約3.5kg! 神田『眞久中』で超デカ盛りラーメンを食べてきた
2021年5月12日(水)10時49分 食楽web
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身体が突発的に濃厚豚骨スープを欲しがることってたまにありませんか? 多い人だと週一とか、あいても月一とか。
会社の近くの豚骨系ラーメン屋さんが昼ごはんの定番だったりすると、自宅で仕事中にふと「あそこのラーメン食べたい〜」なんて突然衝動にかられたりしますよね。濃厚で背徳感たっぷり、でもやめられないのが濃厚ラーメンの魔性の魅力。食べたいと思ったら深夜でも関係なしっ!
ということで、明治大学のお膝元、御茶ノ水の駿河台の坂にも、魅力ありすぎのラーメン店があると聞き、向かったのは『眞久中(まくなか)』。早稲田から御茶ノ水に、20年3月に引っ越してきたラーメン店です。
券売機。店の看板メニューを麺大盛りにして注文決定!
「うちは初心者に優しいG系の店ですね〜」と話すのは店長の森さん。できれば1〜2kgの程よい大盛りが食べたいと相談すると、それなら「ラーメン眞久中盛」で麺増しにするといいよ〜、とのことなので、教えてもらうまま、まずは「眞久中盛」の極太麺をチョイス。通常の場合麺250gなので、100gの麺増しを3つ追加、麺トータル550gにして注文します。
店内はカウンターや壁など木を基調とした爽やかなイメージ。席はカウンターのみなので、一人で気軽に入れる雰囲気です。店内にはおそらく、御茶ノ水に用事があった、荷物多めのサラリーマンらしき姿の人や、ラフな格好の人たちが。男性率が高めです。
想定していた以上にでかくなったラーメン約3.5kg!
「ラーメン眞久中盛(極太麺)」1200円+麺増し×300円、計1500円。イメージしていた以上に大きくなった〜!
待つこと数分、出てきたのは巨大すり鉢に山盛りになったラーメン。あれ? 思っていたよりでかいぞ。どうしてこうなった?
おそらくですが、麺は茹で前で550g、ということは、茹でた後だとおそらく700gぐらい、さらにヤサイ山盛り、巨大すり鉢でスープも増量、という、一つ一つの積み重ねが、想定以上のデカさになったと思われます。
早速計測。直径27cmのすり鉢に高さ約20cm、そして重さは3,493g! 完全に計算間違えた。1.4kgぐらいでいいのに、2kg以上ボリュームアップ。そもそも麺増量しなくてよかったのか? 衝撃のボリュームです。
スマホの高さも余裕で超える高さ約20cm。もやしの上には背脂たっぷり。たまらん〜!
完食できるかかなり不安に思うものの、頼んだ以上挑むしかないっ。ということで、まずはヤサイの山から。もやしの上にプルプルの背脂が乗っています。ヤサイの山を囲むようにチャーシュー。そして卵は味玉とうずらの2つ。メンマ、魚粉も。
「スープは豚骨じゃなくて豚だし。骨も使っていますが8割は肉と脂で出汁とっています。麺は少しだけ縮れた麺。想像していたのより多かった? いや〜、大きいのを頼む人には、ついヤサイやスープ、増しちゃうんですよ〜」とにっこり。そうか〜。店主のサービス精神溢れる、大盛りへの愛情もボリュームにプラスされたんですね〜。
スープは最初は透明、途中から脂が溶け出して濃厚まったりに。豚ダシなので豚骨よりも若干軽やか
完食の攻略法を店長に聞くと「先にバラチャーシューを食べたほうがいいかなぁ。後半になると重くなって、後悔するかもね」とのことなので、まずはチャーシューから。ちなみにチャーシューは3.5枚。厚さもしっかり。確かに、後半に残しておくとアゴにきそうです。
スープをしっかり持ち上げる極太麺。スープも麺もチャーシューも、みんな力強い印象
そして麺。ヤサイやチャーシューを食べてやっと引っ張り出せるようになった麺。茹で前550g、想定700g、のはずだけれど、食べた感じは1kgある気がする。引っ張っても、引っ張っても減らない。濃厚スープの奥から延々に麺が出てくるような感覚。
極太麺なので、さほど伸びないのがありがたいところですが、後半になると麺の粉や脂が溶け出すのもあって、スープがすっごい濃厚とろとろ。そして麺がしっかりしているからアゴを使う! 武蔵野うどんのように、しっかり噛んで飲み込まないと。喉ごしでいけない力強い麺です。麺のコシまですごいぞこのラーメン。
麺は、券売機で硬さが「普通」と「やわ目」がセレクトできるので、急いで食べたい時や、歯の治療をしたばっかり、なんてときはやわ目がいいのかも。他にもヤサイはなし、少なめ、そのままの3つ、脂もありなし、ニンニクもなし、少なめ、マシの3つから自分好みにカスタマイズできます。
目測を誤った結果、驚異の約3.5kgになってしまった「ラーメン眞久中盛極太麺+麺増し」。初めて行く人は、いきなり麺増しなどせず、まずはそのままのボリュームで味わうことをお勧めします。普段からそんなにいっぱい食べられないという人には、「小ラーメン」(870円)、「小つけ麺」(900円)、「小まぜそば」(920円)もあるので大丈夫。
辛くないのに食べているうちに汗がにじみ出てくる、パワフル&ストロングな『眞久中』のラーメン。某有名フードファイターの人たちはこれより多い量をさらっと完食していったと聞き驚愕。神に選ばれし胃袋を持つプロはやっぱり違う〜と痛感させられました。
(取材・文◎いしざわりかこ)
●SHOP INFO
店名:眞久中(まくなか)
住:東京都千代田区神田小川町3-22-17 小川町細野ビル1F
TEL:非公表
営:11:30〜21:00(LO20:30)※麺・スープがなくなり次第終了。営業情報に関してはtwitterで確認を
休:なし
※緊急事態宣言、まん延防止等重点措置などで営業時間の変更、休みなどがある場合があります。