なぜ大阪・関西万博にグルテンフリーラーメン専門店を出店したのか? →ケンミン食品に聞いた
2025年5月13日(火)8時0分 ガジェット通信
なぜ大阪・関西万博にグルテンフリーラーメン専門店を出店したのか? →ケンミン食品に聞いた
ケンミン食品株式会社が大阪・関西万博にグルテンフリーラーメン専門店「GF RAMEN LAB 大阪・関西万博店」を出店しています。
GF RAMEN LAB EXPO2025 STORE Introduction(YouTube)https://youtu.be/MoJHr-HaMbM
【GF RAMEN LAB】万博2025プロジェクトMOVIE(YouTube)https://youtu.be/391-_2_radc
グルテンフリーラーメンのことや大阪・関西万博への出店理由などを同社の担当者に聞いてみました。
——どういった経緯からグルテンフリーラーメンの開発に至ったのでしょうか?
ケンミン食品:アメリカのボストンで「Tsurumen Davis」を営んでいるGF RAMEN LAB所長の大西益央氏は、頻繁に「グルテンフリーのメニューはありますか?」という声を聞くようになり、日本では一度もなかったこの声に驚きを覚えました。
調べていくと、背景に「セリアック病」という、小麦に含まれるグルテンに対する不耐症を持つ人や、グルテンに耐性がないことで変調をきたす人が多くいるという事実が分かりました。
「美味しいものは人を幸せにする」という信念のもと、より多くの人にラーメンを楽しんでもらいたいという思いから、グルテンフリーのラーメンを開発することを決めました。そこで、ビーフン製造・販売最大手で知られる弊社とタッグを組み「GF RAMEN LAB(グルテンフリー・ラーメン・ラボ)」を立ち上げ、誰もが安心して食べられる、美味しさを追求したグルテンフリーラーメンの開発に至りました。
——大阪・関西万博へ出店されたのはどういった理由からでしょうか?
ケンミン食品:大阪・関西万博は、世界中から多くの人が集まり、多様な価値観や文化が交差する国際的な舞台です。グルテンフリーラーメンを通じて、日本の食文化であるラーメンの新たな可能性が発信できると考えました。
万博という国際的な舞台を経て、誰もが安心して食べられるグルテンフリーラーメンが、ラーメンおよび「食」の選択肢としてあたり前にある世界の実現を目指し、出店を決めました。
——万博でのグルテンフリーラーメンの評判や反響はいかがですか?
ケンミン食品:数年前に小麦アレルギーになってしまった小学生のお子様が、学校で配布された大阪万博の資料の中にグルテンフリーラーメンの文字を見つけました。彼はラーメンが大好きだったこともあり、学校から帰宅してお母さんに「大阪万博へ行きたい」とお願いをしました。目的はグルテンフリーのラーメンを食べるためです。
そして、朝一番に万博会場に入場し、すぐさまGF RAMEN LABへ来ました。ラーメンが好きだった彼はまず、いろんな味のラーメンが選べることに感動しました。そして、ラーメンの具材がちゃんとのっていることに感動しました。ラーメンが好きだった息子さんのためにお母さんはなんとかグルテンフリーのラーメンを作っていたそうですが、やはり具材もすべてグルテンフリーでラーメンを再現することは難しかったようです。
彼はGF RAMEN LABのラーメンを食べて、昔ラーメンを食べられていた頃のように大変喜ばれたそうです。
このエピソードのように小麦アレルギーを持つ方やグルテン摂取を控えている方に大変喜ばれています。一方、普通にラーメンを食べられる方も多く来店し、通常のラーメンと比較して遜色ないおいしさに驚かれる方が多くいます。また外国の方が多く来られ、平日には約8割が外国人という日もあります。
——どうもありがとうございました。
GF RAMEN LAB公式サイトhttps://gf-ramen.jp/[リンク]
※画像:ケンミン食品株式会社提供
(執筆者: 6PAC)