豊かな心を育てる「木育」にも広島県産の木材が注目される理由とは

5月13日(日)7時54分 Jタウンネット

「あんず認定こども園」画像は「今川建築設計」のホームページより

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[みみよりライブ5up!−広島ホームテレビ] 2018年5月2日放送の広島HOMEテレビ「みみよりライブ5up!」で、注目される県産木材が紹介されました。



相性が良く建物が歪みにくい


今、県産の木材が注目を集めています。


三原市にある、あんず認定こども園は、床には堅くて丈夫なヒノキ、柱にはやわらかい杉が使われています。建築家の今川忠男さんは、「ここでは全部広島県の材料を使っている」と教えてくださいました。


「園長先生の非常に強い思いがあって、自然の材料を使った施設にしてくださいと、何回も打ち合わせしました」と今川さん。


今川さんは、「断熱性能が高いので、子どもたちにはいい環境ができると思いますし、木は呼吸しているので同じ空気を子どもたちも吸ったりするので浄化もしてくれるのかなという思いで、子どもたちが触れるところはたくさん(木を)使うようにしています」とも言われていました。


この子ども園のモットーは、「自然の中で子どもを育てる」です。子どもの頃から木に触れることで、森や木との関わりを考えられる豊かな心を育てる木育が広がりを見せています。


しかしなぜ安く手に入る海外の木材ではなく、広島の木材なのでしょうか。今川さんは、「やはり相性がいいのかなと思ってます。相性というのは同じ気候で育った木を使うことが、狂いが少ないといわれているので」と言われていました。


県産木材が選ばれる理由として、気候や風土に合っていることに加え、寒暖差が少ない広島で育った木は、建物が歪みにくいという特徴があるそうです。


補助金制度で地産地消を後押し


実は、知事室の応接用のテーブルも県産の木材。県産の木材が注目されている背景には、行政の後押しもありました。


県では2015年度から、県産の木材を使用する住宅メーカーに補助金の支援をする事業を行っています。森林所有者の森林整備に対する意欲を高め、県内の健全な森づくりを推進していくことが目的です。


県産の木を使うことは、森の整備につながります。県の支援の幅が広げられていることに加え、消費者の意識も変わりつつあります。建築家の今川さんは、「環境意識の高い人は、地域の材料で建てる人が多い」と言われていました。


環境への意識の高まり、県産木材の消費、これがうまく回り始め、広島の森は好循環に入ってきたようです。この取り組み、ぜひほかの地域にも広がってほしいですね。(ライター・石田こよみ)

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