全国社長の出身大学ランキング、1位は13年連続

2024年5月13日(月)11時45分 リセマム

2023年「全国社長の出身大学」調査(東京商工リサーチ調べ)

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2023年「全国社長の出身大学」は、社長数2万248人で「日本大学」が13年連続トップを守り、2位以下に大きく差をつけた。一方、上場企業に絞ると、総合2位の「慶應義塾大学」がトップに。上位100校の業績別では「一橋大学」出身社長の企業が売上・利益共に1位を独占した。

 「全国社長の出身大学」調査は、東京商工リサーチの企業データベース約400万社の代表者データ(個人企業を含む)から、公開された出身大学を抽出、集計したもの。同一人物が複数企業で社長を務めている場合は、売上高上位1社が集計対象。出身大学が校名変更、統合した場合、存続大学名で集計している。

 13回目となる2023年「全国社長の出身大学」ランキングは、1位「日本大学」社長数2万248人、2位「慶應義塾大学」1万617人、3位「早稲田大学」1万420人、4位「明治大学」8,135人、5位「中央大学」7,400人、6位「法政大学」6,011人、7位「東海大学」5,861人、8位「近畿大学」5,767人、9位「同志社大学」4,945人、10位「東京大学」4,319人。

 「日本大学」が13年連続トップを維持し、2位以下に大きく差をつけた。国公立大学では、5年連続で「東京大学」が10位。「京都大学」は前年の20位から19位にランクアップしたほか、22位に「大阪大学」、23位に「北海道大学」、27位に「九州大学」、29位に「東北大学」、30位に「神戸大学」と、旧帝大を中心に7校が上位30校にランクインした。

 上場企業(地方上場含む)に絞ったランキングでは、1位「慶応義塾大学」289人、2位「早稲田大学」230人、3位「東京大学」213人、4位「日本大学」105人、5位「京都大学」102人。上位3校が200人を超え、国立大学は9位の「一橋大学」とあわせ3校が10位以内に入った。

 上位100校の業績(医科歯科系大学を除く)をみると、売上・利益ともに「一橋大学」出身社長の企業が好調。増収企業・増益企業・増収増益企業の3ランキングすべてでトップを独占した。このほか、「岐阜大学」が増収企業で3位、増益企業と増収増益企業で2位と健闘。国公立大学は、上位20校のうち、増収企業で20校、増益企業と増収増益企業で各16校を占めた。

 都道府県別でみると、16都県で「日本大学」がトップを獲得。しかし、前年と比較すると香川県と高知県の2県において、地元国立大学にトップの座を譲り減少、西日本では宮崎県のみで1位となった。西日本は地元の国立大学が15県でトップ。私立大学が多く所在する近畿地方は、2府4県すべて私大が1位と、大学の分布傾向が社長の出身大学にも影響していることがうかがえる。

◆2023年「全国社長の出身大学」
1位 日本大学 20,248人
2位 慶應義塾大学 10,617人
3位 早稲田大学 10,420人
4位 明治大学 8,195人
5位 中央大学 7,400人
6位 法政大学 6,011人
7位 東海大学 5,861人
8位 近畿大学 5,767人
9位 同志社大学 4,945人
10位 東京大学 4,319人

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