【富士そばカレーかつ丼生誕30周年】ここにもあったジェネリックカレーかつ丼 / 立ち食いそば放浪記:第341回 笠丸そば 御徒町

2025年5月14日(水)14時55分 ロケットニュース24

カレーとかつ丼が合体した奇跡のB級グルメである富士そばのカレーかつ丼。東洋経済によると、カレーかつ丼が発売されたのは1995年で、当時池袋店の店長を務めていた方が考案したメニューなのだそうな。つまり、今年2025年は富士そばのカレーかつ丼生誕30周年のメモリアルイヤーということになる。

にしては誰も言ってねえ……! せっかくの30周年、箱根そばの60周年企画みたいに公式が触れてもいいネタではないのか!? そう、公式すらスルーしているのである。そこがまた富士そばっぽいのだが、そんな中、また1つ「ジェネリック・カレーかつ丼」を発見した。

・ジェネリックカレーかつ丼とは
ここ最近の連載で紹介しているジェネリックカレーかつ丼。天かめの「かつ丼カレー」、のじろうの「黒豚カレーかつ丼」など、富士そば以外の立ち食いそば屋でカレーとかつ丼が合体した存在のことを私(中澤)はそう呼ぶことにした。

カレーかつ丼の30周年イヤーということは知らなかったので、今続けざまに出会ったのは全くの偶然。神が30周年を伝えたかったのかもしれない。でも、さすがにもうないやろ。

・と思いきや
と思いきや、御徒町の『笠丸そば』でまた出会ってしまった。駅前によもだそばや富士そばがあり、昭和通り沿いにはかめややみのがさなどがある激戦区である御徒町。なおかつ、笠丸そばは駅前からも昭和通りからもちょっと外れたポイントにある。

店内も立ち食いカウンターに椅子を置いた席12席で、やや隠れた印象があるこの店。そんな笠丸そばの券売機の片隅に次のような文字が書かれていたのだ。

「玉子とじカツカレー(980円)」と

・ジェネリックカレーかつ丼の良いところ
券売機に写真などは見受けられないこのメニュー。注文してみたところ、文字通り、カツカレーの豚カツが卵とじになったものであった。つまりは、ジェネリック・カレーかつ丼。もはや神の思し召しとしか思えない

いくつかジェネリック・カレーかつ丼を食べてきて感じたジェネリック・カレーかつ丼の良いところは、カレーや卵とじのニュアンス、とんかつの厚みなどが富士そばと違うところ

笠丸そばのものは、カレーソースの味が富士そばよりも洋食みを感じる。ゆえに、卵の甘みともマッチしていて、オムカレーみたいな味わい。

卵とじの固さは富士そばくらいで塊感があって、とんかつは厚めなのでしっかりとした食べごたえがある。衣のサクサク感は放棄するスタイルの卵とじだ。4つ目のカレー&かつ丼もまた、この店だけの味であったと言えよう

・目撃情報求む
意外と個性が出ることが判明した立ち食いそば屋のジェネリック・カレーかつ丼。生誕から30年、ひょっとしたら人知れずカレーかつ丼界隈が成長しているのかもしれない。

もし、まだ見ぬカレーかつ丼を発見した方がいらっしゃいましたら、ロケットニュース24のリクエストボックスに一報いただけると幸いです。

・今回紹介した店舗の情報
店名 笠丸そば
住所 東京都台東区東上野1-13-3
営業時間 月〜金7:00〜20:30 / 土・日・祝9:30〜15:30
定休日 無休

執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.

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