【マンデラ効果】新たに加わった5つの事例『ブリトニー・スピアーズのヘッドセット』他

2024年5月13日(月)12時0分 tocana

 単なる個人の思い違いではなく、実に多くの人々の間で共有されていた“誤った記憶”が「マンデラ効果」だ。このマンデラ効果についてこれまでにもさまざまなケースが報告されてきたが、今回はそこにブリトニー・スピアーズが加わったようだ。


■新たに加わった5つの「マンデラ効果」事例


 反アパルトヘイトの象徴でもあったネルソン・マンデラ元大統領は2013年に95歳で死去したのだが、2010年の時点で彼は1980年代に獄中で死去していたはずだと多くの人々が思い込んでいたことが指摘されている。


 このケースにちなんでマンデラ効果(Mandela Effect)と呼ばれるようになったこの現象は、その後もさまざまな興味深い例が指摘され話題になっている。


 英紙「Mirror」の記事では最近になって追加されたマンデラ効果の面白味のある事例を紹介している。そこにはあのブリトニー・スピアーズも含まれているのだ。


■ジフピーナッツバター


●誤った事実:ジフィーピーナッツバター


●事実:ジフピーナッツバター


 日本人からすればあまり馴染みのない話題にはなるが、ジフピーナッツバター(Jif peanut butter)はこれまで多くの人々にジフィーピーナッツバター(Jiffy peanut butter)と呼ばれてきて今に至っているという。


 この混同は、ジフィーポップポップコーンやジフィーベーキングミックスなど、名前に「ジフィー」を組み込んだ他の人気ブランドから来ている可能性があるという。またJifのライバルブランドであるSkippyと混同されている可能性もあるということだ。


■バーンスタインベアーズ


●誤った事実:Berenstein Bears


●事実:Berenstain Bears


 2012年、物理学の大学院生が、児童向け絵本シリーズ「The Berenstain Bears(バーンスタインベアーズ)」の綴りについてブログ記事で指摘した。


 このテレビ番組の名前は、制作者の名前にちなんで付けられているのだが、実は多くはそのスペルを“Berenstein”と思い込んでいたことが発覚して話題になった。


■ブリトニー・スピアーズ


●誤った事実:ブリトニーは『ウップス!…アイ・ディド・イット・アゲイン』のミュージックビデオでヘッドセットを着用していた


●事実:ヘッドセットをしていない


 人気歌手のブリトニー・スピアーズの2000年のヒット曲『ウップス!…アイ・ディド・イット・アゲイン(Oops!… I Did It Again)』のミュージックビデオで、多くは彼女がヘッドセットを着けて歌っていると思い込んでいたことが発覚して話題になった。確かにこのビデオではブリトニーはヘッドセットを一度も着けていないのである。



■『オズの魔法使い』の有名なセリフ


●誤った事実:「トト、私たちはもうカンザスにはいないと思うよ」


●事実:「トト、私たちはもうカンザスにはいない気がする」


『オズの魔法使い』でジュディ・ガーランド演じるドロシー・ゲイルは、地元のカンザス州から竜巻によってオズの国へと吹き飛ばされてしまうと、故郷とは大きく異なる場所にいることに気づく。そして愛犬のトトを抱いて不安を口にした有名なセリフがある。


 多くの人は彼女の象徴的なセリフが「トト、私たちはもうカンザスにはいないと思うよ(Toto, I don’t think we’re in Kansas anymore)」であると思い込んでいたのだのだが、実際のセリフは「トト、私たちはもうカンザスにはいない気がする(Toto, I’ve a feeling we’re not in Kansas anymore)」である。


■ヘンリー8世の肖像画


●誤った事実:ヘンリー8世は肖像画で七面鳥の骨を持っている


●現実:ヘンリー8世は七面鳥の骨を持っていない


 ハンス・ホルバイン2世による1537年の「ヘンリー8世の肖像画」では多くは彼が右手に長めのチキン(七面鳥)の骨を持っていた記憶があることで話題になっている。実際には手袋らしき布を持っているのだ。


 このように興味深いマンデラ効果の新たなケースが次々と見つかっているようだ。今後どのようなマンデラ効果の事例に驚かされることになるのか思わず期待が膨らんでしまうかもしれない。


参考:「Mirror」ほか

tocana

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