アメリカ軍が「宇宙人の侵略」に対する機密計画書を作成していたと判明! 核兵器とレーザーで対抗か

2023年5月15日(月)17時0分 tocana


 太陽系外の惑星から宇宙人が地球侵略にやって来る……という話は創作の世界ではありふれているが、米軍が「実際に地球外生命体が侵略してきた」事態を想定した秘密文書が存在することが判明し、話題になっている。


 問題の文書は戦闘作戦研究グループによって作成されたもので、「地球外戦争(Extra-Terrestrial Warfare)」と銘打たれていた報告書。20ページに及ぶこの文書はなんと最初にeBayに掲載され、タイトルと約1億円の値札以外の情報が公開されなかった。しかしこのたび機密指定が解除され、情報公開法に基づいて、これまでにもさまざまなUFO情報等を暴露してきたウェブサイト「Black Vault」にて公開された。サイトを運営するUFO研究者のJohn Greenwald氏が公開した内容によると、冒頭のページには次のように書かれていた。


「米国は今後20〜30年の間に、『地球外との戦争』を求められるかもしれない。本稿では、この要件が米軍に与える影響を探り、米軍がこの要件を満たすことを可能にする研究プログラムを提案する」


 まるで地球外から宇宙人が襲来するかのような文言だ。この報告書を書いたロバート・C・サッグス氏によれば「将来、太陽系内の火星、月、小惑星などの宇宙空間で宇宙人との戦争が起こる」としている。エイリアンの探査と監視を行うためには月を始めとする衛星に軍事基地を設置することが必要で、エイリアンの脅威に対抗するためにレーザーなどの新兵器が使われることになる、と記している。報告書に記されている対抗策は次の通り。


「レーザーのような直接エネルギー兵器は、宇宙兵器の優れた可能性を提供すると思われる。これらの装置のパワーを高め、部品のサイズを戦争に対処できる程度に小さくするためには、さらに多くの研究が必要である。ロケットや核ミサイルの使用も含めて、他の火力の使用も検討する。核兵器は、一般的に宇宙への応用の可能性が高いとされているが、通信機器やセンシング機器に対する核放射線の影響など、多くの要因によってその使用が制限される可能性がある」


 また、エイリアンとの衝突を想定し、放射線から身を守るための特殊な宇宙服の開発も求められている。


 この荒唐無稽にも思える文書は、アポロ計画で人類が月面に降り立つ4年前の1965年6月に作成されたもの。理論上は月面に生命は存在しないとされていたが、実際に宇宙に出てみないと本当に生命体がいるかどうかはわからなかったからかもしれない。この報告書では、1970年から1980年の間に最終的に必要となるであろう組織や装備、ドクトリンを開発するために、多くの「実質的なプロジェクト」を開始することを求めている。


 この報告書について、イギリスUFO研究協会の元調査部長であるフィリップ・マントル氏は次のように見解を述べている。


「私たちは、いつからか、印刷物や映画で宇宙人侵略の話を受け入れてきました。だから、アメリカ当局がこれらの考えを文書にしたことは、何にもまして驚くことではありません。さらに私たちの地球は過去に大きな彗星や隕石が衝突していることが分かっているため、破壊的な小惑星から私たちを救うために、このような計画を立てたのかもしれません。大規模な小惑星による破壊が起こったのは、1908年のロシアのツングースカ爆発が最後です。もし今日、同様の事例が都市部で起こったとしたら、犠牲者の数は数百万人にのぼるでしょう。そのためにも、このような宇宙兵器システムを持つのも悪くないかもしれません」


参考:「Daily Star」ほか


【本記事は「ミステリーニュースステーション・ATLAS(アトラス)」からの提供です】



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